こうして僕らは腐る

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「タクシードライバー」:映画レビュー【ネタバレあり】

来月からウォーキング・デッドが配信されるということで

NetFlixの契約を今月までにして、来月からはHuluに切り替えます。

 

名作映画を見たいんだって雰囲気になって

過去にみたアカデミー作品賞を探したんだけど

NetFlixには全然なかったわ。

 

シンドラーのリスト見てガッツリ泣くぞと思ったらない。

ダンス・ウィズ・ウルブズみたいぞと思ったらない。

結局フォレスト・ガンプか他の有名な作品かで迷って

色々評価サイトを見た結果タクシードライバーに決めたわけです。

 

「タクシー・ドライバー」オリジナル・サウンドトラック

「タクシー・ドライバー」オリジナル・サウンドトラック

 

 

これはイギリスの映画協会が発表している

映画監督が選ぶ史上最高の映画トップ10に入ってる作品で

とりあえずロバート・デ・ニーロだし見るかって感じでした。

 

序盤と中盤からで雰囲気がなんか変わる映画でしたね。

タクシードライバーに就職するところから始まりますが

主人公がベティという美人なおねーちゃんをナンパして

その後嫌われるまでは、なんというか雰囲気がいい映画

鬱屈したトラヴィスロバート・デ・ニーロ

が淡々と職務をこなすニューヨークの姿を描いていて

名作臭がプンプンしておりました。

 

ただ中盤のベティに嫌われて、銃を買うところから

なんというかいきなりコメディちっくというか

鬱屈した青年のトラヴィス

見た目だけ男前のズレたオタク青年みたいに見えて

これは方向性がおかしいぞ、と鑑賞しておりました。

 

まあベディに嫌われたのが、ポルノ映画に誘ったからなのですが

「映画はよくわからないけど、悪くないよ」的なことを

ラヴィスが言いはじめて、何言ってんだこいつと思いましたね。

 

そういうところがアメリカ人ぽくない青年で

趣味も友人もなく異色すぎるキャラやなあと。

 

銃を買ってからというもの

アパートの一室で鍛えはじめたり

4丁の銃とナイフを装備しながら

部屋の中で西部劇みたいなくっさいくっさいセリフの練習をしたり、

妄想中のオタク青年感まるだしになっていくと

これホンマに名作なんかと疑い始めるわけです。

 

その後、アイリスというポン引きに囲われて

売春を強要されている少女に出会うのですが

これがめっちゃ可愛い。

劇中のでは12歳の少女なのですが

後から調べると13歳のときのジョディ・フォスターだったんですよ。

 

全然わからなかったけど、オーラあるなあ

可愛すぎやろーってなってましたね。

そこで洗脳されているアイリスを逃がそうと

忠告したりするのですが、結局彼女は逃げないで

ポン引きのとこにとどまるわけです。

 

その後、銃を装備して大統領候補を撃つ妄想に

とらわれていたトラヴィスが、本当に実行しようとするわけですが

いきなりモヒカンになったロバート・デ・ニーロが出てきて

これ完全に笑わせに来てるやろ、と。

 

大統領候補は結局撃てずに逃げ帰るのですが

そこからポン引きのとこにいって

売春関係者相手に無双するというよくわからん展開になります。

 

雰囲気からすると、あーここで死んでまうんやなあって

思えるんですが、重症になったトラヴィスを見せつつ

銃や死体や野次馬なんぞが画面にくどい感じで出てくる。

そろそろ終わりやな、妄想青年が行くとこまで行って

破滅したんやなーと思わせといてからの

アイリスの両親からの感謝の手紙が読み上げられていくモノローグ

 

結局、トラヴィスが生きてるやんけ!

どういうことや!

で何人も殺したけど、70年代のアメリカだし

性奴隷のポン引き相手だからか無罪になったのか

さらっとタクシードライバー続けてるトラヴィス君が

最後に、嫌われたベティさんを乗せて終わるという。

 

妄想青年から、落ち着いた普通の青年に戻りました的な

エンディングになるわけです。

 

調べると監督は有名なマーティン・スコセッシなんですね

若かりし頃のジョディ・フォスター

男前なんだけど妙にダサいロバート・デ・ニーロが見どころでしょうか

後は映画館とか、売春部屋のセットがやったら古い

70年代ってこんな不衛生感丸出しやったんやなあと

歴史を感じさせてくれます。

 

ただこれが超名作かといえばうーん微妙ってなりますね。

アメリカン・ニューシネマの最高傑作的作品のようですが。

デ・ニーロならゴッドファザーの方がおもしろいです。

 

7点/10点