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「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」:映画レビュー【ネタバレあり】

以前から上手いタイトルだなあと思いつつ、気になっておったのですが、Huluで視聴できました。

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

 

 

911父親をなくしたアスペルガーの少年が父親の部屋で鍵を見つけます。その鍵はきっと父親の残した何かだと思い、鍵穴を探す旅に出かけるというストーリー。鍵の入っていた袋に書かれたBlackという文字から、人名であると推測しニューヨークのブラックさんを訪ねまくるというもの。

 

少年にとって父親の存在は大きく、死後も割り切れず前に進めない少年が旅を通じて人生を前に進めていくという大筋になっております。

 

第一に主人公にイライラしてしまったのですが、現実のアスペルガーもそういったところがあるというふうに思えば演出としてやむを得ないかなあと思う。厳しかったり執着が強かったり、突然爆発したりと、この面倒くささに映画とは言えめちゃくちゃイライラしました。自分が父親だったら、映画の父親トム・ハンクス)みたいに立派に振る舞えるかどうかと考えさせられました。

 

映画の中では様々なブラックさん達が現れ、貧困だったり目が見えなかったり、耳が不自由だったりといろいろなつらい人々が出てくるのですが、そこはヒューマン・ドラマがあって面白い。探し求めていた鍵穴については、映画本編を見ていただきたいと思います。

 

結論として言えば911の感動補正があるのを除けば冗長で凡庸な作品な気がしますね。主人公のアスペルガー的振る舞いに対して一歩引いて共感できれば楽しめるかも知れませんが、もし単純に映画を娯楽として楽しむタイプであれば視聴に向いてないかもしれません。

 

視聴者に子供がいて、アスペルガーでなくても子供の理不尽さと母性愛的なものがあれば主人公を素直に応援できて名作として見れる可能性もあります。

 

映画のタイトルの意味は映画を見ただけではちょっとわからないですが、魅力的なタイトルで圧倒的に得をしているのは間違いないかと思います

 

6点/10点