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「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」:映画レビュー【ネタバレあり】

やっぱり

というかなんというかHuluよりNetflixの方が、作品の数が単純に多い気がする。ミーハーな僕は以前からアカデミー作品賞はなるべく見るということをしており、以前から気になっておりました2014年のアカデミー作品賞の「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

 

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

 

 

僕はこういう捻ったタイトルに惹かれるタイプで、このタイトルは得しているなあと思いました。優先的に見ようかなってなりましたもん。内容は過去にアクション映画で売れた俳優が落ちぶれ、それでも名誉が欲しくてブロードウェイで演劇に挑む。という筋書きだけ見れば王道っぽいんだけど、実際はかなりひねくれた作品だと思います。

 

感動もなければ、メロドラマもない、ひたすら個性的なキャラクターとブロードウェイやニューヨークの華々しさとはかけ離れた裏舞台が展開されるという。

 

主人公のリーガンは狂人的な部分をチラホラ見せ、常人と狂人を常に行き来しているような演技を見せてくれます。

 

実際には初っ端からイカれてたようですが。

 

この映画の見どころは、演劇の裏舞台がどのぐらい混沌としているか、予算不足や俳優たちのわがまま、訴訟から色恋沙汰と泥臭い部分を詰め込んでいるところ。それに汚い絵面なのにおしゃれなカメラワークで楽しませてくれます。

 

僕は後半ぐらいになってバードマンというアクション映画でした、という落ちが待っているのかと思ってました。つまりバードマンの映画に過去出演していたのではなく映画そのものがバードマンというアクション映画であると。違いましたね。

 

ハリウッドへの皮肉や微妙な親子関係、成功への執着を描き、どちらかといえば映像面で多大な評価をされたようです。この映画を見終わって思ったことは、これは何が一体評価されたんだ?ということです。物語としてはモヤッとしたエンドだし、対抗作品はこれ以上のものがなかったのかと。この作品のレビューをいくつか見ると、やはり映像の撮り方はプロが見るとめちゃくちゃすごいらしい。言われればそうかもしれないけれど、映画鑑賞中はおしゃれだなー程度にしか思えなかったのです。

 

単純に娯楽作品としてなら、その年の作品賞の候補だった「アメリカン・スナイパー」とかの方が良いかな。あれは、アメリカ万歳すぎて微妙なところもありましたが。

 

僕はミーハーかつトーシロ視点でしか映画を見ないので、こういった映画評論家や映像化が大絶賛するテクニックを盛り込んだ映画はあまり好きではないです。

 

2010年代のアカデミー作品賞って得てして単純娯楽作品ではなくちょっとヒネった評論家受け作品が多いなあという気がします。

 

 

5点/10点