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「マネー・ボール」:映画レビュー【ネタバレあり】

ブラッド・ピット主演の野球映画です。

 

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何か迷ったときはブラッド・ピット作品を見るに限ります。だいたい良い作品だという事が多いのです。

 

今回のブラピは野球チームのGMの役です。かつて期待された野球選手だったが、プロになって鳴かず飛ばずで引退した過去を持つビリー・ビーン。彼はその後野球チームのGMとしてのキャリアを歩む。貧乏チームのオークランド・アスレチックスはシーズン後、チームの重要メンバーを引き抜かれてしまう。

 

予算の少ない中、GMのビリーと明晰な頭脳を買われ部下として引き抜かれたピーターはマネーボール理論(セイバーメトリクス)にもとづいてチームを再構築していく。

 

実在した理論とドラマです。良い野球選手だと判断するのは色々あるのでしょうが、マネーボール理論では1塁に走る確率の良い選手に注目するという考え方。ざっくりしすぎていますが、基本はそういったことのようです。

 

その当時はそこまで信用されず、ベテランのヘッドハンターの勘や彼女が可愛いかどうかなどが判断材料でしたが、マネーボール理論で戦います。監督との軋轢や、うまくいかない時期のマスコミからのバッシング、仕事を失うことを恐れる選手などを描きつつ、最後は歴代最多連続勝利の栄冠を手に入れます。

 

あくまでビリーの目標は低予算チームによるワールドシリーズの優勝。通過点にすぎないと豪語します。残念ながらマネーボール理論ではワールドシリーズ進出すらできませんでした。というのも何度も対戦を繰り返す中で勝率を上げる手段としては有効ですが、ワールドシリーズのプレオープンは7戦中4勝を先に上げるというもので、どうしても勝率の揺らぎが出てしまいます。

 

映画でビリーは最後、1000万ドル以上のオファーを蹴ってアスレチックスに残留します。現在でもアスレチックスはワールドシリーズ優勝を飾ることはできていません。

アスレチックスが2002年に快進撃を続けたのでその他のチームもマネーボール理論を取り入れ始め、低コストで選手を調達することができなくなったようです。

 

しかし低予算チームが快進撃を続けるのは非常にロマンがあります。そういった実在の物語があるというのは現実にも夢がありますね。

 

映画としてはコンパクトにまとまっていて、ハリウッド要素が詰まった映画です。エンターテイメントを見たいのなら良い映画と言えるでしょう。

 

7点/10点