月曜日から新しくポーランドのおばちゃん達が3人ほど入ってきた。
pre-intermadiateクラスは言うなれば英語初心者に毛が生えたような人々が集まるところだが、おばちゃんが3人も来ると中々騒がしい。
今までは6人ー8人ぐらいのクラスだったがスペインのおっさんと、さらにブラジルからも若いと思うが貫禄のある女性が来て、部屋は満員になってしまった。
ポーランドから来たおばちゃん3人衆は明らかに40代後半から50代って感じの見た目で中が良さそうである。2週間だけロンドンに滞在するらしいが、もしかしたら観光旅行も兼ねて来ているのかもしれない。
おばちゃんが料理教室に通ったり生花教室に通う感じで国境をまたいだのかもしれない。ヨーロッパの各国は思った以上に近く、ロンドンからイタリアへは飛行機で2時間で行けるし、ポーランドからもちょっと足を伸ばすレベルで来れるんだろうなあとは思う。
日本人が北海道や沖縄へ行くような感覚なのかもしれない。Brexitしたとは言え、EUパスポートは健在だから簡単に入国できるのはうらやましい。
おばちゃんたちは日本でもそうであるように、ポーランドでもあまりかわらないらしい。ただ困るのは、英語の授業を受けているとき、お互いポーランド語で話し合っていることだ。多分英語問題についてお互い話しているのだろうが、これにはJay先生も呆れ顔、中国人のパトは「あの人達騒がしいね」と日本語で話しかけてくるぐらいだ。おばちゃんたちは楽しそうだが空気を読まないらしい。
僕がすごく困ったのは、今朝来るのが遅かったから僕の指定席が取られていたことだ。いつも座っている席はおばちゃん3人衆に占拠されていた。おまけに僕の隣は元モデルのエリザベッタが座る場所なのにそこも取られていたため、僕らはバラバラに座る羽目になった。至福の時間がなくなってしまった。
おばちゃんたちは2週間で去るが、エリザベッタもあと2週間ぐらいでイタリアに戻るから隣同士で授業を受けることもなくなっていくのかもしれない。悲しい。
午後からはスピーキングクラスに参加したが、先生は痩せていて上品な感じの中年女性が担当だった。内容は電話の対応。僕の嫌いなやつだ。難しいんだよこれ。
僕が座った席は右にイタリア人のティーンエージャー・ボーイ、左に以前午前クラスで会ったイタリア人のマルコ。おまけに以前マルコと電話対応の授業を受けたので、お互い顔を合わせて「前もやったな」みたいな感じになって笑えた。
マルコとあったのは以下の記事だ。
【イギリス留学記】11日目 ナショナルギャラリーに行ってゴッホのひまわりをみる
右隣に座った10代のボーイはかなりできるっぽくて、僕とは比べられないほど流暢だ。なぜ10代とわかるかというと、首から下げている学生証の紐の色がグリーンだからだ。18歳以上はレッドである。このボーイなかなか落ち着きがなくて、貧乏ゆすりをしたり、椅子についてる折りたたみ式のテーブルを上げたり下げたりしている。しかもそれは僕の椅子のテーブルだ。
電話対応の発音練習で先生の後からみんなで発声するのだが、ボーイはかなりフライングぎみに言うから、こっちもタイミングがズレてうんざりする。電話対応授業は好きではないのに、もっと嫌いになるじゃないか。この少年の近くには座らないようにしようと思った。
さらに以前スピーキングクラスでお話したジョニー・デップ似のイタリア人フランシスが、僕の席からは遠くに座っていた。別の欧州人となにやら盛り上がったらしく、こっちまで聞こえる感じで笑いあっていて辟易した。まあフランシスは英語もうまいし、話もおもしろいから仕方ないが。帽子を脱いだフランシスは完全にジョニー・デップだった。
【イギリス留学記】13日目 とても良い先生が来た。午後には良きイタリア男フランシスとスピーキング
今日のスピーキングクラスはハズレだった。先生も上品なんだけど聞き取りづらい感じで、正確な発音をしていることはわかるんだけど、速いから中々難しかった。席順も考えて座らねばならんかもしれん。
てか欧州人はうらやましいぐらいリスニングとスピーキングがうまい人が多い。
ブラジル人はやたらアクセント特殊で聞き取りづらいことこの上ない。
とは言え、僕も結構聞き返されるからやはり発音に癖があるんだろう。
ロンドンに来て日本人が英語習得する難しさを味わっている。これは挫折する人が大量に出てきても仕方ないわな。
だがそれでも僕は身につけなければならない。そうでないと未来がなさそうだからだ。
授業が終わってからは、屋台飯を食べようかと思ったけど、時間が遅く売り切れて店を片付けているところがあって諦めた。
さんざん迷った末以前行きそびれたパブに入ることにした。看板が出ていてランチ6ポンドからと書かれていたので入ってみた。
席はたくさんあってカウンターで注文して金払う的なシステム。食事メニューを見てると火曜日は2in1というサービスデイだった。バーガーを注文したらもう一つサービスでバーガーがついてくるというやつだ。
なんだお得じゃないか、と思ってビールと一緒に注文した。クラシックとBBQというバーガーを注文した。見事に失敗した。写真を見てもらえばわかるだろう。
モスバーガー的なのを想像してたんだが、本格的なのが2皿も来た。
いや食べられへんやろこれ。
しかもミートがやたら硬い。どうなってんだ焼き具合。味はまあいけるしピクルスもうまいが肉の硬さがやべえ。こういうところがイギリス料理はまずいと言われるところなんだろう。
かなり時間をかけて頑張ったが、クラシックバーガーの半分ぐらい残すはめになった。これ二人で注文したらお得なやつなんだな。
黒人の店員が注文のときなにやら色々話してきて、聞き取れないのでyeah yeah言ったわけだが、多分量がすごく多いことに対する忠告だったかもしれない。
ビールと合わせて14ポンドぐらいの支払いになった。
高い方のバーガーに値段をあわせるスタイルだな。
まったく楽しい経験させてくれるぜ!
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