こうして僕らは腐る

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国の借金を国民一人当たりに換算するなと言う恐ろしい人たち

定期的にニュースになること。

 

headlines.yahoo.co.jp

だいたいこういう記事がでると、国債残高は国の借金であって国民の借金ではないと豪語する人がでてくる。

1人あたり800万も国に貸してることになるのか。1割で良いから返してくれたらめっちゃ幸せになれるのに。

逆。国が国民に借りてる借金だろ。はよ返せ。

  公務員の借金。

コメントでもちらほらとそれ系のものがある。

彼らの言うことは間違っているなあと僕は思う。

 

例えば僕らの国が仮にこういった世界ならどうだろうか。

 

・警察署に犯罪被害を訴えると調査費用を請求される

・教育はすべて補助金なしの私立

・国民保険がなく、病院での治療は100%自己負担

・年金は存在しない

・役所にいくとありとあらゆるサービスに費用がかかる

自衛隊は存在しない

・道路は住んでいる地域の人が自費で補修し、地域外からの利用者から費用を徴収する

 

ほかにも色々あるが、もし上記のような世界で生きるなら国が国債を発行する必要はほとんどないはずだっただろうし、国の借金は国民の借金ではないと言い切れたかもしれない。だが僕らはこのような世界には生きていない。

 

こういった話題を見る時、僕は日本国民の財政リテラシーってやべえんじゃねえかと思う。アメリカみたいに税金と中央集権が嫌いな国民ならまだ理解できる。彼らは税金は安く、なんでも自己責任が良いと思っている人が多いようだから。

 

日本の場合、片方で国民皆保険の話題が出るときは大体の人々が大絶賛をする。アメリカに比べてこれは素晴らしいと。僕も賛成するがこれは税制あってのものだ。

 

もちろん公務員の給料やら政治家の給料も税収から出ている。だから気に入らない、俺の金から取って贅沢しやがって的なことを言う人もいるが彼らも当然労働をしているわけで必要経費である。気に入らないかどうかはともかく選任自体は選挙を通しているわけで。

 

医療・年金の維持が特に問題だとされていて、財務省によればここ10年は33兆から44兆円程度の発行となっている

http://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/003.gif

 

今後は高齢者が増え、医療と年金負担は増える一方なので今後も増税か緊縮かの議論は続いていくでしょう。教育予算に回せという人々もるでしょうが、まず医療費あたりからどうにかするしかないように思う。医療の国民負担分増加で税支出の改善をはかるべきかと思う。

 

いずれにせよ、国債のほとんどは国民が利用しているサービスの維持のために使われているわけで、国民が使った借金であると言い換えることは問題ないように思う。

 

税負担が苦しい、増えてほしくないと言うなら国家が国民に提供しているサービスを減らすしかない。いわゆる小さな政府だ。ところがそういう話をするとそれは嫌だと言う人達が多いようだ。

 

財政出動するべきという人はたくさんいるが、僕はこの10年間ずっとそのようなことを政治家などから聞いてきた。特に麻生太郎が総理大臣だったころもそんなことを言ってたし、民主党埋蔵金があるだとか言っていた。だが実際にはどうにもなっていない。

 

たまに奈良県などの田舎に行くと、こんなのいるのって感じの建設中の高速道路があったりするが、それらは国の景気を良くしたとは思えない。

 

かつては自民党の偉いさん方も財政出動に積極的だった気がするが、最近ではとんと見かけなくなった。この10年でそれが不可能なのが現実だと知ったんだろう。そうでなければ不人気政策は政治家が取るわけないのだ。適当にバラマキを言ってる方が当選するんだから。

 

民進党自民党も緊縮一辺倒だ。安倍総理とて財政出動しているわけではないしね。増大する医療・年金はもはやありとあらゆる日本の余力を奪っているみたいだ。

 

だがそれらは日本人の多数派が受け取っているサービスでもある。

 

言い換えれば日本人は借金をして医療や年金を受け取っているという証左である。

 

だとするならば一人当たりの借金、と言われても致し方ないのではないか。

 

若ければ若いほど恩恵がないのでイライラするかもしれないが。