こうして僕らは腐る

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英国で中国を圧倒する日本のコンテンツ力・ソフトパワー

たくさんの移民が交差する街、ロンドン。

 

ここでは初対面で存在感を持つのは、どこの国をバックグラウンドに持っているか、だ。

 

個人の特性よりも、まずはじめにどの国からやってきたか、がもっとも問われる。

 

僕は日本からやってきたというと、だいたい「日本のどこ?東京?」と来る。

悲しいかなTokyo以外の知名度は圧倒的にない。東アジア人なら大阪も京都も知っている人がいるが、EU圏の人間はほぼTokyo一択である。我が大阪は少々の説明が必要だ。

 

英国に来て意外に思ったことは、街中でやたら日本語が目につくことだ。だいたいは日本料理のお店なのだが。ICHIBANSとかEAT TOKYOとか。

もちろん日本のニュースで「今、日本食が海外で大流行」みたいなことは言われていたが、日本のマスメディアは海外で流行している商法を使うことがあるので、言うほどではないだろうと思っていた。

 

しかしながら、現地に来てみると中華料理、インド料理と双璧をなすほどのジャンルになっていることは間違いない。だがインド料理がごく普通の料理になっている中で、日本食はファーストフードの寿司から、高級レストランまで幅広く点在する。ノブというハイクラスレストランが有名らしい。

 

ブラジル人の友人も「俺はヤキソバが大好きなんだよ!」と言いながら、日本のUFOに劣るのびのびのチェーン店ヤキソバを食べていた。

 

Japan Centreは大盛況で、日本で500円もしないパック寿司を10ポンド(1500円)で買う人が後を絶たない。いや、まずいけども。日本の居酒屋みたいな、店がラーメン・バーと名乗り、日本食を出していたりもする。

 

他にも、僕が日本人だと知ると、必ず出てくるのが漫画だ。

「俺、漫画読むんだよ!ワンピース、ナルト!」はもはやフレーズである。

ワンピース、ナルトは何故かセットだ。

 

ドバイからきたモハメドはHUNTERXHUNTERを知っていたし、コナンが好きなイタリア人もいた。

 

ドラゴンボールは今でもレジェント漫画で、イタリア語版かめはめ波を教えられた時は苦い顔になった。最近じゃ、中国も韓国も萌え絵を描くということは日本のネット住民には知られているが、このジャンルでは他のアジア圏を寄せ付けないブランドを確立している。コスプレイギリス人ももはや珍しいものでもない。

 

 

はてブでもっとも未来を行く街はどこだろうと聞けば、中国の深センになるのかもしれない。最近じゃキャッシュレス社会になっている中国は、日本が実現できなかった未来を生きている、と。

 

ところが英国では、中国はたくさんの観光客と安い製品を提供する大国である。中国のソフトパワーは今のところ中華料理のみにとどまっているようだ。

 

パブで酒を飲みながらTVを見ていると、BBCが電化製品の展示会を取材していた。日本だった。VRの機械なんかを展示している会場で色々と話していた。三菱の製品なんかもそこにあった。今でも最先端の未来を作る国は日本なんだろう。

 

日本旅行に何度か行った先生によれば、日本は特に地下鉄の快適さや、ジャストインタイムでクリーンな世界を褒めちぎっていた。僕に言うのではなくクラスに対してそういうのだ。(とりわけ英国の地下鉄事情はクソである。)

 

教科書にはShin-rin-yoku(森林浴)がそのままの言葉で掲載されていたし、BBCは特に日本を取り上げるのが大好きだ。BBC 6minute Englishでは時折日本の話題が出てくる。

 

BBCはどんだけ日本が好きなんだよ、とたまに思う。

 

複数の先生から「日本の地下鉄では乗客を押し込むって本当なのか?あの仕事一度やってみたいんだよ」と聞かれた。僕は「東京ではね」と答える。

 

なんせ日本はマンガ・アニメとハイクオリティ製品の国というのは揺るぎないブランドになっており、それを通り越してもっと細かい情報が伝わっている。アニメの彼女を作る、過労死、いじめ、満員電車などなど。

 

日本が何故こうも東アジアのなかでソフトパワーを得ているのかというと、その多彩さが原因何だと思う。例えば韓国の印象はサムスン一強であり、スマホを買うならクールなのはサムスンだが、韓国にはそれ以上の印象がないようだ。

 

株の世界ではTencentやアリババは注目されているかもしれないが、Huwaiがクールだという話は聞いたこともない。多数の中国製品と同じように安いプロダクトなのだ。鴻海というのも一般市民には無縁の単語のようだ。

 

最近のニュースははシャープの買収、東芝の崩壊ときて、神戸製鋼所ニッサンの不祥事などが続く。すべて日本がブランド化に成功した良き会社での問題だ。

 

かつてアメリカの車がもっともクールな自動車を作っていたという歴史をご存知だろうか。T型フォードやら、キャデラックやらは最高の車だったらしい。

 

それがドイツ車と日本車に取って代わられるまでにどれほどの時間があっただろう。

 

日本クオリティの失墜と、中国の台頭で日本はヤバイと思っているならそれは正しいと思う。

 

日本がソフトパワーにおいてアジアの盟主でいられるのは後何年だろうか、と考える昨今だ。

 

 

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