こうして僕らは腐る

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イギリスの内閣と日本の安倍内閣を比べて感じる日本の絶望感

政治の世界はだいたいどの国もエリートが牛耳っているものだ。

安倍首相はその内閣の強さに比べてエリートとは程遠い人生を送られてきたようだ。

 日本は学歴至上主義がそうでもないのかな、と思った。

そこで日英それぞれの内閣の主要閣僚の経歴をチェックして比較してみた。

 

第3次安倍第3次改造内閣 閣僚等名簿 | 首相官邸ホームページ

Theresa May's cabinet: Who's in and who's out? - BBC News

 

首相、経済産業大臣財務大臣外務大臣文部科学大臣で比べてみることにした。

 

首相

安倍晋三世襲

成蹊大学法学部政治学科卒業

南カリフォルニア大学政治学中退

神戸製鋼所での勤務経験あり

 

・言わずと知れた、有名政治家の家系

 

テリーザ・メイ

オックスフォード大学卒業 地理学専攻

Bank of Englandで勤務経験あり

 

・父はイングランド国教会の司祭

 

経済産業大臣

世耕弘成世襲

早稲田大学政治経済学部政治学

ボストン大学コミュニケーション学部大学院  企業広報論修士

日本電信電話 (NTT) で勤務経験あり

 

・伯父が元大臣、祖父は官僚、父親は大学理事という家系

 

リアム・フォックス(厳密には国際貿易・商務相)

グラスゴー大学卒業 医学専攻

王立陸軍で診療医として勤務経験あり

 

・council house(いわゆる公営住宅)で育った。

 

財務大臣

麻生太郎世襲

学習院大学政治経済学部卒業

麻生セメント代表取締役社長

 

・言わずと知れた有名政治家の家系

 

 

フィリップ・ハモンド

オックスフォード大学卒業  哲学、経済、政治専攻

Castlemead Ltd(医療関係の会社)で勤務経験あり

マラウイ政府のアドバイザーとしての経験あり

キャメロン内閣での外務大臣

 

・土木技師の息子

 

外務大臣

河野太郎世襲

慶應義塾大学経済学部(中退)
ジョージタウン大学国際学部 比較政治学専攻
富士ゼロックス、日本端子勤務経験あり

 

父親河野洋平自民党の重鎮だった。

 

ボリス・ジョンソン

オックスフォード大学卒業 政治・メディア専攻

The Times紙とThe Daily Telegraph紙で勤務経験あり

 

欧州議会議員の息子

 

文部科学大臣

林芳正世襲

東京大学法学部卒業
ハーバード大学ケネディスクール修了
サンデン交通、山口合同ガス勤務経験あり
米下院議員スティーブ・ニール(Stephen Neal)の銀行委員会スタッフ
上院議員ウィリアム・ロス(William Roth)の国際問題アシスタント

 

・父、祖父、高祖父も衆院議員。

 

ジャスティン・グリーニング

サウサンプトン大学 経営学会計学専攻

ロンドンビジネススクールMBA取得

PricewaterhouseCoopers、GlaxoSmithKline、Centricaなどで財政マネージャーとして勤務経験あり

 

・鋼鉄産業労働者の娘

 

 

感想

 

世襲にあらねば大臣にあらずという自民党

 

ざっと見た感じ、さすが英国政治家はウルトラスペックの上、ボリス・ジョンソン以外は労働者の子供が多い。叩き上げが政治家になれる風土がUKにはあるんだなあ。

 

一方で日本は世襲議員以外は大臣への道が切り開けない気がするなあ。

ただスペックで言うと、林芳正議員と河野太郎議員は割りと努力してきた感じがある。

 

これだけ見ても、日本の政治が硬直しまくっているというか、叩き上げで有能な人間が政治家になるなんてほとんどないんだろうねえ。

 

最近のUKの政治はBrexit関係で混迷しているんだけど、たとえドイツが巨大化してもフランスと違って、ドイツの影に隠れることはないんじゃないかと信じている。

 

逆に日本はもう完全に硬直路線に入っているから、貧しい人々の生活が打開されることはないんじゃないか。ほとんど政治家で金持ちの息子ばっかりが大臣じゃん。

 

なんだかんだ、人口は上昇中で財務も健全なUKとその逆の日本の未来は同じとは思えないんだよな。

 

同じ先進国で似たような貧困問題を抱えているけど、財務・人口で健全なまま維持している国家と、その両方に致命的な問題を内包している国家の未来は一緒じゃないだろう。

 

あきらかに不利な条件で国家運営をしていかなければならないのに、世襲しか大臣になれないし、おまけに教育レベル高くないのに財務大臣とかになれるっておかしくね?

 

例えば世襲ボンボンの日本の財務大臣に比べて、ハモンド大臣は土木工事しているおっさんの息子に生まれてもオックスフォード卒業して、医療関連の会社で出世してから議員になったりしているし、グリーニング教育相は父親が働く鉄鋼産業の不振で教育が受けられるかどうか危ぶまれるぐらいの家庭状態に陥った経験もしている。

 

グリーニング大臣は大学の成績はトップランクで卒業しているしMBA持ちっていうハイスペ。

 

フォックス商務大臣は公営住宅で育った貧困人だけど、医者になってメージャー政権以降大臣を歴任している実力派だったりする。この人はやたら税金で経費請求をしたのがバレて、バッシングを受けかなり返済させられたという逸話があったりするけど、その上で政権をまたいで大臣になってたりするってことは相当実力があるんだろうなあと思う。

 

ボリス・ジョンソンは説明不要のウルトラエリートだったりする。

 

翻って我が国の政界は日本の縮図で、這い上がれない社会の象徴みたいに思う。

 

なんだかんだ言ってUKは貧困層も多いけど、叩き上げられるチャンスがあったりしてそういう例があるからこそ、努力しない貧困層が軽蔑されやすい。それでも貧困出身者が政治に影響を与える可能性はまだまだある。

 

地味にUKは政治家の大学時代の成績がどのレベルだったか公開されているのが偉い。

 

日本の場合は、本当に世襲とマネーパワーで格差が固定されているってのと、なんせ高齢化、財務不安がどの程度将来に影響するか未知数で怖すぎる。

 

UKの財務・人口動態なら将来の見通しはわかりやすいけど、日本はイレギュラーな国家状態になってて未来がどうなるかってのが全く予想できない。

 

現状の日本はいいところがたくさんあるんだけど、それがどれくらい維持できるかという点が疑問。

 

日本叩きに走うりたくないけど、状況はドンドン不安定になってて政治は完全硬直状態かつロースペック議員が幅を利かせすぎの問題があるように思う。

 

特に若者はなるべく日本から離れられるスキルを持てるよう頑張ろうな。

 

チャーチル・ファクター   たった一人で歴史と世界を変える力

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