こうして僕らは腐る

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いや、やっぱり生活保護はジェネリック医薬品で納得した方がいいと思うよ

anond.hatelabo.jp

ちなみにこの作者ではない。

 

僕はジェネリック医薬品とはベストではないがベターではあるという選択肢だと認識している。まずどうしてジェネリックを使わせようとしているのか。

 

答えはシンプルで財政が相当ヤバイからだ。

日本は破綻しない、だが国民の生活は破綻する - こうして僕らは腐る

 

理屈は上の記事で書いた。ようするに利払いでそろそろ首が回らない水準になっているということ。日本の予算は100兆近くに対して利払いは10兆円近くといったところ。30兆円の国債借り入れのうち10兆円は利払いとして消えている計算となる。問題なのは金利が1%の今でもヤバイのに2%になったり3%になったりすれば日本経済が麻痺するんじゃないかという債務残高レベルに達している。(金利上昇の可能性についてはここでは言及しない)

利払費と金利の推移 : 財務省

平成28年度一般会計予算(平成28年3月29日成立)の概要 : 財務省

 

消費税増税も予算削減も全てこの財政難こそが原因だ。ジェネリック医薬品を使わせようというのもこの一環だろう。

 

そこで僕は思う。ジェネリックを使うことは差別だと言いこの案を潰したなら、財務省厚労省はどういう手に出るだろうか?

 

やるとすれば生活保護世帯の医療費の自己負担あたりではなかろうか。

 

そうなったら、ジェネリック強制よりも悲惨だ。おそらく生活保護受給者達は病院に行かないか、行っても安いという理由でジェネリックを使うだろう。病院に行かずアルコールやパチンコに少ないお金を使うかもしれない。少々の病状は我慢して食費に回すかもしれない。果たしてその未来は良きポリコレ主義者にとって良いものだろうか。

 

そもそも論になるが、この国はもう金がないのだ。

 

はてブではしょっちゅう消費税増税反対、財政再建はクソ、公共事業に金回せという人が大勢いるが、僕はその余力なんてないんじゃないかと思っている。もはやない袖は振れないという状況のように見える。実際僕が社会人になるぐらいのころから何度も補正予算で何兆円も組んで公共事業しているというニュースがあった。小泉政権の後は何度もやってきたのだ。

 

国債による破綻議論ばかりが先行してきたが、実際のところはツケをいつか返す日が来るということこそが国債発行の恐ろしいところで、財政再建とは安定した持続可能な予算編成のためには不可欠だったのだ。財政再建という言葉は聞き飽きただろうが、日本の国債残高は積み上がる一方で再建できたことなんて一度もない。

 

来年も再来年もおそらく発行残高が止まることはなさそうだ。つまり利払いは積み上がっていくし、長期金利上昇が脅威になり続ける。利払い上昇による経済麻痺の前にやっておかなければならないことを財務省と政府は対応しつつある。

 

そんな中で生活保護者たちを一気に切り捨てることなく、薬を無償で提供する余地を残しているところを褒めるべきだとさえ思う。

 

ジェネリックの効力だけを見て差別だなんだという人々は、現実逃避しているように思う。原理にこだわるよりも、現実を見た上でよりベターな選択肢を選ぶ方がよろしいのではないか。結果として生活保護世帯のクビを締める結果になるかもしれないのだから

 

(余談だが、国債は政府の借金!とのたまう人々も少なくないようだ。政府が国債を発行するのは増税を嫌がり、しかし医療年金費用は増え続ける高齢化社会を国民が直視しなかった結果、発行残高が積み上がったのだ。少子化対策が取られる度バッシングをしている国民も大勢いたようだ。いずれにせよ国債発行して手に入れた金は政府の不正以上に年金・医療費として国民にばらまかれているのがほとんどなので、国民が使ったための借金といって差し支えないように思う)

 

 

地獄の蓋はまだあけられたばかりだ。

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