フロイドの狂気日記

時は流れ、曲も終わった。もっと何か言えたのに。

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色んな物のレビュー

レビュー「Bose SoundWear Companion speaker ウェアラブルネックスピーカー 」

ロードバイクを始めたので、サイクリング中の音楽用として購入した。値段は高い。だがその性能は最高だと思う。とにかく音楽がないと暇でしかたがないのがサイクリングの欠点だ。ロードバイク中には耳を塞ぐようなイヤホンはしてはならない。そこでウェアラ…

書評「あんぽん」孫正義と家族の知られざる歴史

あんぽん 孫正義伝 (小学館文庫) 作者: 佐野眞一 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2014/09/05 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2件) を見る 平成から令和にかけての偉人として残る人物というのは、この人をおいてないだろう。実質的に日本最高峰の実…

FFⅦの何がすごかったのか

www.famitsu.com FFシリーズは好きだ。全部やったわけではないが、たくさんの作品をやってきた。1番を決めるならやはり7だ。これはゆずれない。7をクリアしたのは2回か3回だと思う。PS時代とPS4のアーカイブで購入した。ごく最近にクリアしたので記憶はかな…

映画「バイス」ブッシュ政権副大統領チェイニーを描く

longride.jp 僕は実在の人物が中心の映画が好きだ。古くはシンドラーのリストやガンジー、ラストエンペラー。チェ・ゲバラを描いた作品や、リーマンショックがテーマのマネー・ショートなどなど。こういう映画には期待してしまう。朝1で見に行ったのだが、ぼ…

映画「PSYCHO-PASS SS Case 2 First Guardian」は1期を思わせるハードボイルド・ムービー

psycho-pass.com 映画「PSYCHO-PASS SS Case 3 恩讐の彼方に」は狡噛復活の物語 - フロイドの狂気日記 以下ネタバレ 実はCase3だけを見るつもりだったが、3/14までやっているTOHOシネマズを発見したのでCase2も見ることにした。Case3の花城フレデリカが良す…

映画「PSYCHO-PASS SS Case 3 恩讐の彼方に」は狡噛復活の物語

psycho-pass.com 以下ネタバレ アニメのPSYCHO-PASS 1期と2期を見た僕としては気になっていたのだが、今週ついに視聴できた。もともとPSYCHO-PASSの物語の一番面白いところは、1期における狡噛と槇島の関係性だと思っていて、映画もそれだけ見ればいいかと思…

書評「Airbnb Story」ゲイツもジョブズもいない世界企業

Airbnb 日本ではエアビーと呼ばれたりする、シェアルームで稼いぐを簡単に可能とするwebとスマホアプリ。利用者から見ればホテルよりも安い部屋を探せる。言うなれば超巨大仲介業者である。僕もスコットランドで利用した。 全部読んでみてなのだが、読後感が…

映画「グリーンブック」いかにもハリウッドなポリコレ作品

アカデミー作品賞をとったと聞いて見てきた。 gaga.ne.jp 1960年台のアメリカニューヨークで暮らしているイタリア系のトニーが失業中に知り合いからの紹介で受けた仕事は、黒人ピアニストを各地域の演奏会場まで送り届ける運転手だった。 という設定から大体…

キングダムハーツ3は知り合いばかりの居酒屋に迷い込んだような気まずさを感じる作品

僕の週末はだいたいダラダラすごしてしまうのだが、金曜の夜に一人で飲みに行き、案の定無駄にけっこうな金を使ってしまうという事態に、我ながら深い後悔をしている。 またしても土曜日昼頃に起きて、このままでは何事にもならない休日になってしまうなあな…

映画「ボヘミアンラプソディ」新たにニワカを増やす傑作

映画『ボヘミアン・ラプソディ』を観た人に読んでほしいクイーンの話 - デスモスチルスの白昼夢 フレディすごい、クイーンすごい、でも映画としてはすごくない~映画『ボヘミアン・ラプソディ』感想 - 石壁に百合の花咲く 映画『ボヘミアン・ラプソディ』、…

「この素晴らしい世界に祝福を!」に見るおっさんノスタルジー

サイクル的にアニメを見たくなる時期がある。普段は追っていたりしないので、深夜アニメ界では有名な作品も見てなかったりする。 最近ではずいぶん古いがシュタゲ、今年始まっていたシュタゲゼロ、SAO、攻殻機動隊ARISE、Reゼロ、そしてこのすばを見終わった…

シュタインズゲートとかいう「質アニメ」

このアニメは今まで避けていた。シュタゲが流行った時に勤めていた似非ベンチャーの先輩が嫌いだったのだが、その人がめっちゃ勧めてきたからだ。それで気乗りがしないまま7年が過ぎたNetflixを契約しているが、最近は日本の番組も充実するようになった。そ…

「ホモ・デウス」は社会のとらえ方をアップグレードする本

サピエンス全史に続いて、ユヴァル・ノア・ハラリの人類史を語る一作である。 翻訳されたのが最近で英語版は結構前にでている。 本作は現生人類であるホモサピエンスがどのように神の地位までアップグレードするか データ至上主義という新宗教が人類に何をも…

「サルたちの狂宴」はアメリカに行きたがるエンジニアが必ず読むべき本だ

こんな国で働いていられるか!俺はアメリカに行くぞ! と思った方はおられるか? 私のことだ。 この本はウォール街で働いていた男が、シリコンバレーの中堅IT企業に入り その後起業した後、事業を売却してフェイスブックで働き、辞めるまでの物語だ。 物理学…

「1984」ビッグブラザーは現代に姿を見せるか

ジョージ・オーウェルが戦後間もない1948年頃までには書いていたSF小説。 数年前に1度読んで衝撃を受けたのだが、最近kindle版が出ていた事に気づいて購入しておいた。あらすじが読みたいならwikiを開けばいいが、とりあえず読んでみてもいいと思う。 一党独…

文学的漫画ってのを知りたいなら読んでみるべき「四年生」「五年生」

げんしけんとかで有名な木尾士目先生の作品 四年生 (アフタヌーンコミックス) 作者: 木尾士目 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2012/11/05 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る [まとめ買い] 五年生(アフタヌーンコミックス) 作者: 木尾士目 …

プログラマなら読むべき「世界でもっとも強力な9のアルゴリズム」

世界でもっとも強力な9のアルゴリズム 作者: ジョン・マコーミック,長尾高弘 出版社/メーカー: 日経BP社 発売日: 2012/07/19 メディア: 単行本 購入: 15人 クリック: 437回 この商品を含むブログ (21件) を見る これは実にわかりやすくて興味深いアルゴリズ…

映画「タクシー運転手 約束は海を越えて」は世界一カッコイイ運チャンの話

klockworx-asia.com 韓国映画は久々に見た。 miyearnzzlabo.com 町山さんが絶賛しているから、そんなにいいのかよってことで映画館に行ってみた。 結論から言うととてつもなく良かった。 ソウルのタクシー運転手が戒厳令の中の光州にドイツ人ジャーナリスト…

映画「ブレードランナー」SF古典映画の決定版

ブレードランナー ファイナル・カット(字幕版) 発売日: 2015/03/15 メディア: Amazonビデオ この商品を含むブログを見る ハリソン・フォード主演のSF古典映画「ブレードランナー」 SF映画の歴史をたどると必ず出てくる代表的な映画だ。 僕はSFマニアというわ…

絶望したい人におすすめ「ジェフ・ベゾス 果てなき野望 アマゾンを創った無敵の奇才経営者」

イーロン・マスクの評伝に続き、先週世界一の資産家になったジェフ・ベゾスの評伝を読んだ。ご存知Amazonの創業者。こちらの本もジェフ・ベゾス本人に何度も取材を行って丁寧に書かれた一冊であり半自伝と呼ばれている。2013年に発売されたので5年も前になる…

「サピエンス全史」は見てみぬふりをしている事実をつきつける

ベストセラーだし、はてブロでも紹介されまくっているのでご存知かもしれない。ひとまずビッグウェーブに乗る気で読んでみた。 丁寧に考えればその通りっていうようなことを書き連ねている。読み物としてとてもおもしろい。僕がこの作品ですごくいいと思った…

異次元の超人を刮目せよ「イーロン・マスク 未来を創る男 」

まとまったお金が手に入ったらなるべく本を買っておこうと思っていた。最近では暇になったらスマホばっかり触ってしまうので、何冊か購入しておいた。 そのうちの1つがこの本「イーロン・マスク 未来を創る男 」 イーロン・マスク 未来を創る男 作者: アシ…

「僕達がやりました」はアコギな人生を大事にしたくなる作品

コンパクトにまとまってて面白いという評価をネットで見たので一気読みしてしまった。 僕たちがやりました 全9巻セット 作者: 荒木光,金城宗幸 出版社/メーカー: 講談社 メディア: セット買い この商品を含むブログを見る [まとめ買い] 僕たちがやりました(…

「スター・ウォーズ エピソード1-6」 雑感【ネタバレあり】

クリスマスにブログ更新をしないとリア充っぽい雰囲気を醸し出せるが、僕はただ風邪で寝込んでいただけの休日だった。 土曜日から鼻水が徐々にひどくなって、これは風邪だなあと確信した。結局クリスマスにやったことは髪を切るぐらいで後はどこにも行かずに…

「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」ディズニー成分強めの駄作:映画レビュー【ネタバレあり】

ついにやってきました、スターウォーズの新作。 フォースの覚醒やローグワンは鑑賞済み。 映画館にやってきたのはローグワン以来かな。 www.byosoku100.com 実は本作を鑑賞する時点で、エピソード5,6を未鑑賞という状態。最近やっとHuluで見れるようになった…

書評:「大阪―大都市は国家を超えるか」著者 砂原 庸介

ロンドンに行ってから、大阪のこと何も知らないなあなんて思った。 30年以上住んでいるのだが。で、大阪の今の政治を知ろうと思い立ってそれっぽい本を探していたところ目についたのがこれ。 作者は神戸大学大学院法学研究科教授だそうだが、この本を書い…

書評:「労働者階級の反乱 地べたから見た英国EU離脱」著者 ブレイディみかこ

僕の憧れ、ブレイディみかこさんの新作を読みました。 労働者階級の反乱 地べたから見た英国EU離脱 (光文社新書) 作者: ブレイディみかこ 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2017/10/17 メディア: 新書 この商品を含むブログ (3件) を見る 労働者階級の反乱?…

書評:「コンテナ物語」著者 マルク・レビンソン  訳 村井 章子

結構前にはてブでも話題になっていた「コンテナ物語」を読み終えた。 コンテナ物語―世界を変えたのは「箱」の発明だった 作者: マルク・レビンソン,村井章子 出版社/メーカー: 日経BP社 発売日: 2007/01/18 メディア: 単行本 購入: 6人 クリック: 72回 この…

書評:「実践行動経済学」著者 リチャード・セイラー、キャス・サンスティーン  訳 遠藤真美

今年のノーベル経済学賞を取得した二人の経済学者の2009年に出していた本です。 実践 行動経済学 作者: リチャード・セイラー,キャス・サンスティーン,遠藤真美 出版社/メーカー: 日経BP社 発売日: 2009/07/09 メディア: 単行本 購入: 8人 クリック: 365回 …