フロイドの狂気日記

時は流れ、曲も終わった。もっと何か言えたのに。

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IMFはどのぐらい経済成長予測をはずしてきたか

経済成長率というのは国家の景気や状況を極めて端的に言い表した数値だ。

 

例えば日本は98,99年,08年とマイナス成長であり、この時期は就職がやはり厳しかったようだ。成長率の高い国は景気が良い、低い国やマイナス成長は景気が悪いとはっきり言うことができる。

 

この時期になると各国の今年の経済成長率も確定してくる。日本は2017年度は1.5%程度の成長となっている。先進国としては可もなく不可もなしといった数値だが日本としてはかなり良い数値です。内閣府の見通しでは2018年は1.4%、日経の9月の予想では1.1%となっている。

 

ところでIMFは常に各国の経済成長率の予測を5年先まで出しており、どの程度正確に予測できているのか気になったので調べてみた。

 

2012年から2017年までの日本の経済成長率はどうだったか

 

2012年 1.50%

2013年 2.00%

2014年 0.34%

2015年 1.11%

2016年 1.03%

2017年 1.51%

 

2014年度を除けば割りと良い数値なんだなあと関心した。この1点のみでもやはり安倍政権はダメとは言い切れないだろう。IMFは常に経済成長率を予測し続けているので日本をどのように予測してきただろうか見てみよう。

 

 

IMFが予測した2017年の日本の経済成長率

2016年1月に+0.3%、7月には+0.1%と予測

実際には 1.51%成長

 

2016年の予測をもとに、大失速と煽った記事もありました。

IMF World Economic Outlook (WEO) Update, January 2016:

IMF World Economic Outlook (WEO) Update, July 2016: Uncertainty in the Aftermath of the U.K. Referendum

 

 

IMFが予測した2016年の日本の経済成長率

2015年1月に+0.8%、7月には+1.2%と予測

実際には1.03%成長

IMF World Economic Outlook (WEO) Update, January 2015: Cross Currents

IMF World Economic Outlook (WEO) Update, July 2015: Slower Growth in Emerging Markets, a Gradual Pickup in Advanced Economies

 

IMFが予測した2015年の日本の経済成長率

2014年1月に+1.0%、7月には+1.1%と予測

実際には1.11%成長

IMF World Economic Outlook (WEO) Update: Is the Tide Rising?, January 2014

IMF World Economic Outlook (WEO) Update: An Uneven Global Recovery Continues

 

IMFが予測した2014年の日本の経済成長率

2013年の1月に+0.7%、7月に1.2%予測

結果は0.34%成長

IMF World Economic Outlook (WEO) Update -- Growing Pains, July 2013

IMF World Economic Outlook (WEO) Update -- Gradual Upturn in Global Growth During 2013, January 2013

 

IMFが予測した2013年の日本の経済成長率

2012年の1月に+1.6%、7月に1.5%予測

結果は2.0%成長

IMF World Economic Outlook (WEO) Update -- Global Recovery Stalls, Downside Risks Intensify, January 2012

IMF World Economic Outlook (WEO) Update -- New Setbacks, Further Policy Action Needed, July 2012

 

IMFが予測した2012年の日本の経済成長率

2011年の1月に+1.8%、7月に2.9%予測

結果は1.5%成長

IMF World Economic Outlook (WEO) Update -- Global Recovery Advances but Remains Uneven, January 2011

IMF World Economic Outlook (WEO) Update -- Mild Slowdown of the Global Expansion, and Increasing Risks, June 2011

 

大幅に外したのは2017、2014、2012でしょうか。

2015、2016はまあ極端にズレてはいないかな。

 

2012年と2014年は過大評価で外し、残りは過小評価ぎみのようだ。

 

2014年は消費税が増税された年で、やはり増税が経済成長率をガクンと下げるのは証明されたといえる。消費税増税が5%になった1997年は0%成長(96年は+2.7%)ということを考えると、見えない増税の方がよろしいのではないかと思う。

 

今後の経済成長率予測は以下の通り

2018年  +0.65%

2019年  +0.83%

2020年  +0.21%

2021年  +0.73%

2022年  +0.63%

 

2019年10月に予定通り消費税10%になるとすると、2020年の低成長率はありそうな話ではあります。何にせよIMFは1%成長さえしないと見ていますが、予測は外れる可能性の方が高いので落胆していても仕方ないかもしれません。内閣府は2018年を+1.4%としていてIMF予測とは離れている。

 

マイナス成長になると就活は氷河期になるってことだけは言えるので、+成長になってほしいもんです。転職するなら今を置いてないし、2020年卒業の学生さんはかなり厳しい就活になるかもしれませんね。