さて、ついにクソ企業との関係もおさらばだ。
契約金を指定通りに支払わないという宣言から、週が開けて2月末の最後の2日間修正テスト対応に来てくれとの要請があった。僕は絶対にかかわらないと決めたので営業経由で断った。そうすると今度は「更に減額するぞ」と脅しをかけてきた。その金額は実に契約金の半分だ。
ふざけけている。2日協力しなければ半分も減額するという根拠がゼロである。
僕は信念を持って断った。そのような恫喝に屈すると負け癖がつくようなきがしたからだ。そこでまずはエンドユーザーに相談してみた。
エンドユーザーの1人に相談したことを僕の営業担当に言うと、それは大事になるし契約上エンドユーザーは関係ないので意味がないし、訂正してくれと依頼された。僕も冷静になってエンドユーザーと連絡をとった。そうすると彼らは一応のところ事情を説明してくれて、しかしながら我々には関係ないという態度を取った。相談については外に出さないし大事にもしませんよ、と。もし訴訟になったら我々もでざるを得ないが誰も幸せにはならない、と言われた。僕もここらで冷静になってもう彼らに何かを言うのはやめにした。
支払いが半分にされるとさすがに生活に問題が出てくるので、ネットで検索して弁護士事務所に電話で相談してみた。そうすると大体着手金が10万、報酬が10%ぐらいで請け負うことができるが、取り戻せても僕にとってはそこまでのメリットはないかもしれないと言われた。
「だから泣き寝入りする人が多いんですよ」と。
人生世知辛いぜ。色々と冷静になって考えて、結局僕は成り行きに任せることにした。
僕の営業会社に対する信頼は地に落ちた。
次の3月の仕事が終われば契約することを辞めにしようと思っている。
で、僕はほとんど読みもしなかった契約書を読み直した。契約金の見直しを相談することがあると書かれていた。これは裁判しても抵抗されたら骨折り損だろう。
僕は自分が契約についてなんにも考えていなかった浅はかさを呪った。
そこで対応策を考えることにした。
・契約金を保証させる契約を結ぶ(例えばクライアントが倒産した時などでも)
・エンドユーザーと営業会社の契約内容と金額を要求する
・複数の営業会社と連絡しておく
ハッキリ言ってエンジニアは不足している。営業会社をずっと1社に絞っていたのがそもそもの間違いだ。そこの契約条件についても要求しなかったのも僕のミスだ。
次の仕事では必ず上に上げた内容を守ることにしよう。
僕のマネジメント不足で授業料を払うことになった。
僕はもうサラリーマンじゃなく独立した人間なんだから、その意識が足りなかったのが間違いだったんだ。