フロイドの狂気日記

時は流れ、曲も終わった。もっと何か言えたのに。

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音楽教育者・伝道師としてのGLAY TAKURO

今の若い人は知らないだろうが、今30歳前後の人にはドンピシャであるGLAYというバンドがかつて流行っていた。

 

僕ら30代はカセットCDラジカセから、MDウォークマンiPod、ストリーミングとほぼ全ての音楽端末を経てきたが、GLAYはその中のど真ん中でキャリアを積んだ。

 

僕の小学校から中学校にかけてGLAY(とラルク)は超絶ムーブメントで出す曲出す曲売れる神バンドであった。

 

今聴くと古いなあと思う曲も結構ある。「誘惑」「口唇」系のロック曲はサウンドといい歌詞といい曲構成といい"時代"を感じさせる楽曲で今聴くのも辛いところがある。とはいえ「春を愛する人」とか「Winter Again」とかは今でもいいなあと思ってしみじみ感じ入られる。

 

ミスチルと違ってGLAYは古く感じられる曲が多い気がするのは、ミスチルがPOPど真ん中に対して、GLAYは歌謡曲ロックな成分が多いからだと思う。ミスチルも94年以前の曲は超古い感じがするが、深海以降は今と極端に違いはないんじゃないかと思っている。コレも個人の感想であって、今の若い子から見れば全部古いかもしれないが。

 

ともあれ僕ら世代にとってGLAYは伝説的なバンドであるが、僕はメンバーの中でTAKUROを尊敬していた。なんせGLAYの作詞作曲はほぼ全て1人で担当しており、ヒット曲を生み出しまくっていたわけで2001年以降はかなり衰えたけど、今でも活動しているのは本当にすごい。96-2000年ごろは本当に名曲量産機だった。

 

さて僕が小学校の頃、GLAYのラジオを毎週聴いていた。TERUとHISASHIのラジオは関東でしか聴けなかった気がする。JIRO、TAKUROは関西でも聴けた。

 

僕はTAKUROのラジオが大好きだった。JIROはちょっとマニアックな感じでとっつきづらい番組だったが、TAKUROのRadio Factoryは彼の曲のようにやたらPOPで素人向けの構成でおまけに面白かった。

 

GLAYは全員高卒なんだけどTAKUROだけは今振り返っても頭が良かった。知性的ではとてつもなく優しい上、平和主義の左派的な考えの人だった。

 

タイトルにある通り、彼は小学校の僕のようなココ最近のJPOPしか聴かない(といっても90年代以降は網羅的に聴いていた)に洋楽の有名所や80年代以前のJPOPを紹介してくれた。

 

TAKUROが影響を受けたバンドやアーティストを紹介するコーナーがあってコレがすごく良かった。ミーハーと呼ばれるようなラインナップだったが、有名になっても斜に構えたりせず誰でも良いと言われるだろうアーティストをとてもわかりやすく紹介していた。

 

BEATLESQUEENOASISU2SEX PISTOLSNIRVANAやら邦楽で言えばサザン、ハマショー、松任谷由実、BOWY、佐野元春甲斐バンドなどなど。

 

彼はやはりPOPなメロディラインを持つアーティストが好きなようで、初心者向けの洋楽なんかが多かった。列挙したアーティスト以外にも紹介していたと思うけど、僕が覚えているのは挙げたやつだ。

 

かける曲もOasisならDon't Look Back In AngerとかChampagne Supernova みたいな曲だった。GLAYのI'm in LoveはOASISのWhateverとQueenボヘミアン・ラプソディに影響受けているのは間違いないし。GLAYPure Soulは聴きまくったアルバムの一つだ。

 

ともかく、本当にわかりやすい音楽を紹介しれくれたおかげで、僕は洋楽の入り口にスムーズに入っていくことが出来た。

 

今調べたら全盛期に2年ほどオンエアしていたようだ。

(GLAYの関連ワードで調べると2000年代っぽいHTMLサイトやMixiコミュや魔法のアイランドが出てきてすごく懐かしい気がする)

 

 聴かなければわからないだろうけど、彼はとてもユーモアに富んでいて楽しさのツボを押さえている語り口だった。TAKURO悪魔の辞典という謎のコーナーがあって、声を低く変えたTAKUROが単語の意味を教えてくれるというのが笑えた。内容は全然覚えてないけど印象深かった。

 

ともあれ才能に溢れる人という印象で、実質彼が居なければGLAYの大ヒットもあり得なかっただろう。そんなTAKUROも寄る年波には勝てないのか2000年で快進撃は止まり、2001年のシングルの出来はイマイチで2002年は盛り返すけど全盛期とは程遠く、2005年のエクザイルとのコラボのSCREEMが最後のヒットとなった。

 

それ以降の殆どの曲を僕は知らない。2005年以降に元いた事務所から独立したのと関係はあるのかどうかわからない。とにかく世間的には2002年でほぼ消えた。

 

それでも30前後の世代に残した影響は大きいだろうし、あの頃の毎日がお祭り騒ぎはとても楽しかった。TAKUROが紹介した洋楽は今でも聴いている。

 

大事なものをのこしてくれたぜ。

 

 

DRIVE -GLAY complete BEST-

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