フロイドの狂気日記

時は流れ、曲も終わった。もっと何か言えたのに。

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ロンドンでファッションリーダーになる

朝早くに起きてクソみたいな宿からメインフラットに移った。チェックアウトは10時までだったが、どうしてもシャワーを浴びたくて、そして1人になりたくて家を出た。

 

確か7時半には次の宿についたが、そこから電話でフラットの前にいることを伝えて30分は待たされた。10-15分でつくと言われたが大幅に遅れるのがイギリスクオリティである。

 

僕はそこの管理者に電話をしたのだが、その時の僕の英語がやっぱりダメすぎるな、と再認識させられた。思うように舌が回らずに、相手のいうことも理解できずに気まずい沈黙が2回ぐらい流れた。名前のスペルを教えることで解決したが、やっぱり語学は使わないとダメなんだな、と思った。誰かが語学はスポーツと同じで訓練をし続けないと衰えて行くというのは本当だなと思った。

 

優しそうなインド人かインド系の男がやってきて色々と説明してくれた。実はこの系列のフラットは去年利用したことがあったので、使用感がわかっていたし、シャワーがちゃんと出る事も知っていた。それで朝早くからやってきたのだ。彼にはちょっと早すぎたねと言われた。普通のチェックインは14時からだそうで。

 

やっとこさ学生向けのまともなフラットで一安心かと思いきや、フラットの予約の時にオプションサービスを読みもせずにチェックしなかった結果、毛布と枕がないという状態になった。どういうことだよ。確認したらベッドパックとかいうのがあって45ポンド払ったら枕と布団とかシーツカバーがついてくるのだ。

 

インド系スタッフは「心配するな、他のところで買ったほうが安い」みたいなことを言った。確かに20ポンドも払えば手に入るだろう。とにかく安心は得たのでベッドでゴロゴロし始めた。

 

去年の語学留学の時に知り合ったリー君からFBで連絡があって、今日はオフだから会おうということになった。さすがに二日目だしちょっと観光地に行きたかったが、彼のメッセージからすると割と早い段階で会いたがっている感じなのでランチすることになった。これはちょっと失敗だった。

 

彼はファッションオタクで服にすべてをかけるような男だ。昼飯はベトナム料理の店に行ったのだが、これはとても良かった。やっぱりアジア系のコネがあるとうまい飯にありつけるな、と思った。次に行列のできるバブルティーという台湾のお茶屋さんに行って、これもなかなか旨い黒糖ミルクティーというタピオカ入のドリンクを飲んだ。

 

彼の台湾人友達はみんなセレクトショップで働いていて、彼らの店に次々と行った。そこで彼はハイブランドのグッチやらの店に行ってそこの店員と話し始める。台湾人だけではなく、他の国の人達とも仲良くなっているらしく、みんなといい感じに話していた。ああ半年間の差、労働の差というのがここで出るんだな、としみじみ思った。僕の方はというと相手の言うことはギリギリ理解できるかな、程度で瞬発的に相手の会話に返すというのが完全に衰えていた。語彙力も半端なく少ない。そこで僕は観光に徹しようかというプランを完全に変えて、2週間は学校に行くことに決めた。そこに気づきが会ったのは良かった。

 

COACHで働いているイギリス人のアシスタントは、シャンパンはフランス語で。スペイン語ではカーヴァ、イタリア語でプロセッコということを教えてくれた。プロセッコ飲むかみたいなことを言われて何いってんだと思ってたら、奥からシャンパンを入れて持ってきて、うんちくを語り始めた。そのイギリス人の兄が東京で英語を教えているらしい。

 

その時の会話のやり取りが完全についていけてなくて、リー君はなにやらそのノリについていけているので、羨ましいなあと思ったり思わなかったり。

 

休日に働く台湾人の彼女とその妹、彼の姉とディナーに行くことになり、彼女らの仕事終わりまで時間を潰すことになったが、セレクトショップのハシゴアンドハシゴである。

 

COACH、GUCCIHermesからZARAやH&Mまでいたるところに行った。彼はロンドン中のセレクトショップに行ったらしい。僕が気にならない程度の汚れが彼のTシャツについたと言う理由で、ひたすら様々なショップに行きまくった。足が棒である。僕はファッションにさして興味がないので、たまには付き合ってもいいと思ったがさすがに7時間近く服屋巡りは辟易した。

 

知見として得たのは、ZARAH&Mとナイキタウンに行けば、僕が望むようなファッションは整うんだなあということだけだった。今までマルイで買っていたのがバカみたいだ。それとナイキタウンというナイキ専門店では、いかにもヒップホップしてそうな格好には灰色の黒人っぽいマネキンを、僕から見てもこれゲイだろみたいなファッションには白いマネキンを割り当てていて、なんか闇を見た。日本の標準の肌色のマネキンはなかったしね。それにロンドンにはZARAとかH&Mの偽物みたいなファストファッションショップが結構あって、誰が始めたかは知らないがそういうところはDJブースがあって店内の音楽をズンチャズンチャさせてたりして音楽クソ文明国なんだねえと関心した。全然落ち着かねえ。

 

だがおかげで僕は完全にファッションリーダーになれただろうな。

 

さっきついた汚れが気になるというだけでTシャツを探しまくって、仕事が終わった友達に散々アドバイスを聞いて、結局ナイキのフツーの灰色のTシャツを買ったのには言葉がでなかった。その時すでに8時ぐらいだし、もう2時間ぐらいしたら帰るじゃん?みたいな。帰って洗濯したらすむじゃん的な。

 

散々歩き回って棒になった足を抱えて更に中華街まで歩いて、言葉もなくただの動く置物みたいになりつつようやくありついた中華飯は、旨いんだけど台湾人の舌と日本人の喜ぶ味の微妙な違いがわかったきがして、ああやっぱり孤独なんだなとしみじみ思った。台湾人4人もいたらマンドリンが飛び交うテーブルになったしね。それでもロンドンに来ないと体験できないことだったし、懐かしいメンツに会えてよかった。

 

兎にも角にも友好を温めた一日だったです。めでたしめでたし。

 

 

August 4 London

 

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