フロイドの狂気日記

いつ走り出すか誰も教えてくれなかった、お前はスタートの合図を聞き逃したんだ!

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いずれ来るだろうD-Day

今日は昼からタワーブリッジの近くにある戦艦を見物しに行ってきた。戦艦ベルファストである。タワーブリッジの近くに停留してあるため行きやすいし、まだ中に入ったことがなかったから行ってみた。

 

ベルファストはWW2の際、かの有名なD-Dayで用いられた戦艦であり、英国にとっても特別な船というわけだ。17ポンドで中に入れる。

 

その日は雨が降ったりやんだりしていて、天気が悪かった。日本からすれば羨ましいだろうが、今週からイギリスは20℃台が続くと予想されている。昨日に引き続き今日もやや寒い日だ。

 

30ポンド払ってテムズ川を眺めながら食べられるイタリアンレストランに入ったものの、食事は感動的なほどではなかった。まあ普通に食べられるけれど。シーバスを焼いたものにオリーブオイルと塩という味付けはちょっとものたりない。

 

17ポンドと強気の入場料ではあるが、中々楽しめるもんだ。

特に船員達のマネキンは妙にリアルな作りで、生き生きとしていて見た目もいも臭くてよい。

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無駄にリアルなリアクションにこだわっているのも楽しい

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子供の見学者もたくさんいたが、この内臓飛び出た手術シーンはトラウマにならないのだろうか

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妙に乗組員がダサいのもいいね。かっこいいマネキンでなくやたら老けたおっさんばかり

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まあ雨降ったりやんだりしてたのでベルファスト以外はよらずに夕方まで時間を潰した。D-Dayといえば調子こいた枢軸ドイツをゴラァしに行った日ではあるが、こういった決定的な日は個人にも訪れることがあるのではないか。

 

僕だとフリーランスになったときがD-Day的ではある。

 

僕が最後に勤めていた会社の同僚がついに法人をたてたようだ。久々に連絡があってもし仕事がなかったらこちらの仕事を引き受けてほしいということだった。彼は僕が正社員である時から独立をしたがっていたから意外ではなかった。彼にとってのD-Dayが来たのだろう。

 

実力を認めてくれて声をかけてもらったのは嬉しかった。だが彼はかなり人を詰めるタイプであったからあまり僕は好きではなかったのだ。内心では。僕は自己主張の強い彼がさっそくTwitterあたりで宣伝しているんではないかと思って。彼の名前で検索してみたら彼はすでに会社のホームページをドメインだけ取得していて、本名や会社の住所をペラ一枚のテキストだけ表示させていた。せっかちだな、と思った。

 

1ヶ月したらちゃんとした今どきの会社のホームページになっていた。彼はこだわりの強い技術者だから自分でライブラリなんかを駆使して作ったのだろう。派遣はしないと言い切った彼の決意は素晴らしい。だが資本金も少なく自分の住んでいるマンションの一室を会社として使っているのは少し驚いた。

 

彼は今風のバズワードのAIだとかやアプリ開発をアピールしているが、僕と同じように学位のないプログラマが果たして扱える代物なのだろうか。少なくとも日本を見ても大企業でさえ商売としては持て余している技術をアピールするのは不誠実かなとも思えた。だが慎重な彼がついに法人という逃げ場のない立場を得たのは素晴らしと思った。

 

僕は今、将来を見据えた時に日本のIT業界は見きったほうがいいと思っている。ビッグデータを持てるだけの企業がたくさんいないし、技術者の給料は安いし、最先端の学問を積んだ人とそうでない人がごちゃまぜの社会ではあるし、少子高齢化が進んで立ち上げの零細企業は非常に厳しい運営を強いられるのだろう。

 

もし飲食店や物販で小さいながらイケている企業を目指すなら日本でもいいと思う。だがITとなると凄まじい投資を受けて一気にユニコーンになるような超絶技術企業が世界を支配するという未来が待っているわけで、そこに日本企業は入らないだろうと思う。アメリカだけが強すぎるし、GAFAだとか言われるビッグネームはますます強くなる。そう考えると、僕らは彼らの作った仕組みとライブラリをうまく使うことが仕事になるし、それだとしても海外アレルギーの日本は取り入れるのも遅そうだし、三菱自動車のエライさんのインタビューのように若者的なライフスタイルでさえ公然と否定する国が最新のテクノロジーをキャッチすることもないだろう。

 

ずっとフリーランスは無理だろうが、かといって法人という「ここでやっていくぞ」的な立場になることを避けていた。自分の人生の次のD-Dayというか戦後みたいな展開が来るかはわからないが、いずれ同僚のように決意をしなければならない日が来るのだろうなとは思っている。

会社員をするのが嫌なので、どうやって生きていくか、年をとるかみたいなのは延々と考えなければならないというのが、自由好きなスカポンタンの辛いところだ。

 

August 10 London

 

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