フロイドの狂気日記

時は流れ、曲も終わった。もっと何か言えたのに。

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ポートレートギャラリーそして聖ジャイルズ教会

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風邪の症状が強まっている。とは言えせっかくの旅行だしちょっとぐらい外に出よう。今日向かったのはポートレートギャラリーと聖ジャイルズ教会。

 

まずは教会へ。写真撮影は2ポンド支払う必要があるが安いもんだ。

オールドタウンから教会へと歩くだけでも、やっぱり中世ヨーロッパ的な空気を味わえる。

 

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中々壮大ではある。相変わらず曇り空で寒く、それでも外でパフォーマンサー達が人々を楽しませている。パンツ一丁でアクロバティックなパフォーマンスをする人なんかもいたりして体はってんなあと思った。

 

そのまま歩いてポートレートギャラリーに。

チャーチルや安定の女王陛下。

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このあたりで気づいてしまった。スコットランドの美術館も教会ももちろん素晴らしいけど、ロンドンにあるのと違って小ぢんまりとしているのだ。ちょっとだけ小さくてバリエーションが少ないみたいな。

 

僕が思うに旅行で来るならスコットランドを先にして感動しまくった後、ロンドンでさらに感動するべきだと思うのだ。聖ジャイルズは大きくて素晴らしい教会だがウェストミンスター寺院には比べられないし、ポートレートギャラリーもロンドンの方が色々と種類豊富だった気がする。中心街の街並みだけは圧勝しているんだけどね。

 

その後はHolyroodhouseと呼ばれる宮殿の方へと向かったが、結構な坂道を歩いてどんどん風邪がひどくなった。途中のレインボーフラッグのあがったパブでチョコレート・ココアを頼んだりしてたら、宮殿の開店時間が終わっていた。外観だけは写真を撮ったが中には入れなかった。

 

さて半月も未読スルーで放置されていた、ラウンジの女の子からLINEが来た。白々しくもいつ帰ってくるんでしたっけときた。僕はLINEのプロフでスコットランドにいることを書いているし、帰国日も伝えていた。だからこのタイミングなのだ。

 

興ざめだ。おまけにお菓子的なお土産買ってきてくれと来たもんだ。言うて1月に一回とかしか顔出さないラウンジだけど、この微妙な返事で顔だせアピールされるとつらいものがある。ああ辛い。といいつつ紅茶とクッキーを買う。

 

夕方頃になると熱もだんだん上がって来て、バスに乗り込む。せっかくのスコットランド旅行なのに風邪のおかげで全然楽しくない。そしてまた場末のラウンジで金を消耗して少ない人間関係を取り繕うなんて悲しい現実。

 

僕の卑しい人間性なので愛されたくて、というか看病してほしい腐れマインドが立上がり「スコットランドはキレイで小さい街やから彼氏と来るといいよ」という探りLINEを入れたのだ。「新婚旅行で来ますー」みたいなことを言われ「彼氏今いらない」とかいうお決まりの返事が来た。

 

僕はねえ、彼女に興味はないが、ただ気のあるそぶりを見せてほしかっただけなんだよ。この風邪で咳き込む男にちょっとだけ癒やしをくれることを求めていたんだよ。彼女は若いし夜一本でもないし、なんだったら金持ちの娘なのでそういう洗練された態度は取るまい。輪をかけて辛い。

 

ただ冬用コートを持ってこなかったというだけでひどい目にあって、早く帰りてえなあと思うエディンバラ体験になってしまった。

 

August 27 Edinburgh

 

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