フロイドの狂気日記

時は流れ、曲も終わった。もっと何か言えたのに。

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言論の自由は暴言が禁止されたことによって、NGの定義が戦場となった

「萌え絵」がフィクションだとしても「萌え絵」で性的に搾取されている人たちに対して、何か有効な反論を立てるべきではないか?という話 - Togetter


言論と表現の自由は保障されている。日本では。
だが名誉棄損も差別も殺害予告もその中に含まれていない。


これは良い進歩である。かつて相手を言葉で叩きのめすには
シンプルにバカにしたり身体的特徴をあげつらったり
生まれ育ちを批判したりすればよかった。
だが今は、そんなことをすれば全て自分に返ってくる。
常識知らずとそしりを受ける。
法的にも昭和チックな発言をして敗訴している人々が後を絶たない。
言論の自由はなんでも自由ではないということが市民間の常識となってきた。


だが2010年代の終盤に向かうにあたって激化しているのがNGの定義だ。
少し前まではポリコレをふるって無知な輩を叩けば良かった。
あまりに叩かれすぎた浮かれた古い人々もついに現実に対応しはじめたのだ。


LGBTが昭和おじさんを叩いたら、LGBT側が何か過去に差別的な発言をしていないかをほじくり返す。
あるいはNGの定義を相手側にも当てはめる
例えば「おじさんを臭い」と言ったならそれはおじさん差別だ、というような。
これでインターネッツ言論界隈は地獄と化した。


とにかく相手の過去の発言を掘り返し、敵に失点がないか
PC違反はないか、NG定義に当てはまる発言はないかを探すのだ。


人間は完ぺきではないと誰もが知っているが、一度正義や正しさを振りかざした相手には手加減しない。
お前が正しさを振りかざしたんだから、こちらもお前の正しさをチェックしてやるぞ、である。


こちらが撃たれるのは仕方ない、だから相手も同じレベルに引き落とすんだ。


さらに相手の嗜好にNGを拡大することをも試みているようだ。
ラノベの性表現は性的搾取とかね。想像の領域だろう、と返そうが、一度規制が入ればそれが印籠となる。
試す価値はある。敵をせん滅する武器になる。
ラノベの表紙は性的搾取になるなら、ラノベを読む人は性的搾取に加担していると攻撃できる。
男性のアニオタが攻撃されたら、同じ手口を使える。
BLも性的搾取だ、と攻撃できる。
BL好きの女性は女性の中の一部だが、自分たちを攻撃してきたフェミニストが含まれているかもしれない。
同じ手口を使って逆襲できるわけだ。


女性ファッション誌がおじさんのスメハラを指摘する。そしたら香水の匂いだって迷惑だ、と言える。
電車内でものを食べるなと言えば、化粧するやつらを何とかしろと言う。
昔の日本はもっと汚くてタバコのポイ捨てからゴミまでひどいものだったらしい。
そして暴言とハラスメントの国だった。


だが今は違う。今まで黙っていたけど気に入らないと思ってきたことを言いたくて規制してほしい人たちが列をなしている。
あれがNGならこれも、これがNGになったらそれも。


生きやすくなったのだろう
多分、規制される物事が間違っていて、ついて行けない人が増えただけさ