フロイドの狂気日記

時は流れ、曲も終わった。もっと何か言えたのに。

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平凡な人々が終わりに向かうまでの時代

 

経済ニュースを見ているとあんまりいい話がない。米中貿易戦争は相当深刻らしく、やっぱ予想通り景気停滞するんちゃう?みたいな話になっている。brexitはイギリスがボロカスにやられてて、僕としてはポンド下落を歓迎しているので、No deal Brexitでよろしくと思っていたり。それでもイギリスが打ちのめされるのはあまり見たくなかった光景だ。


日本の人口減少 今後40年でGDP25%以上減とIMF試算 | NHKニュース


ところで日本のGDPは向こう40年で25%減るという試算が出たそうな。いよいよ貧しさが日本社会全体にやってきて、誰もフォローできないほどの生活感になるかもしれない。その時は憎悪にまみれた社会になるんだろうなあ。


ほんの2年前は僕も日本が衰退することは確実にせよ、海外にでれば無問題だと思っていた。ところが風向きが怪しい。アメリカ、EU、中国にいたるまで中間層はこれ以上もたないという空気感が蔓延している。


僕は少子化の日本はともかくとして、一部のヨーロッパとアメリカにはまだまだ人口維持しているし、まだまだチャンスがあるかと思っていた。実際には修士号まで必要なのではないか、ちゃんと大学卒業しなければ日本は出れないだろうな、と不安ばかりだ。


並の人間では欧米でそれなりの地位を確立できない。暗澹たる気持ちになるよ。中途半端なままではやがて移民と不景気に駆逐されるだろうさ。


先進国生まれのの国民は逃げ場があまりないようだ。後進国生まれなら国が貧しいので、先進国の肉体労働などしても、故郷よりはインフラを享受できる。水道水もガスもいつでも使えるのだ。だがその環境に慣れた僕らは当たり前に感謝できない。


この国の素晴らしさに感謝しろなどと言われたらバカにされた気分になる。なんて傲慢なヤツだと腹も立てるだろう。だから普通の仕事に対するモチベーションも後進国の移民たちに負けるだろう。そして資本主義では傲慢な先進国生まれの凡人など価値はないのだ。


最近じゃ意識高いビジネスサイトはとにかく知的産業につき学びを止めるなという。教育の機会をみんなに与えようと啓蒙する。だが知的産業に役立つ教育レベルは生半可なものではない。それが簡単にできれば苦労はしないよ、と。みんな思っているだろう。


それができなければモチベーション高い移民たちにリプレイスされるだけのだ。現に僕の仕事場にいる中国人は10人もいる日本人開発者の中で上位のスキル持ちだ。


どの職場でもこういう例が出てきているはず。なので積み上げたインフラの差で先進国を目指す優秀な人たちは現地人の並の人々よりも優れている。首尾よく故郷が発展すれば帰ってもいい。


だがぼくたち先進国生まれの普通の人々はどうなるだらう。そういうわけで幸せと発展の20世紀は終わり、積み上げた中流の生活が完膚なきまで叩きのめされるまでの日々と言うのが21世紀初頭なんだろう。この流れは僕らの生活水準げ後進国レベルに落ちるまで続く。


知識階級にジャンプするか、不自由な生活を強いられるかの二択を迫られている。そんな時代のようだ。