フロイドの狂気日記

時は流れ、曲も終わった。もっと何か言えたのに。

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脱社畜サロンの信奉者は言うなればヤク中

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人生は容易ではない。

 

人は誰しも個人差があれど何かしらに、ままならぬ目にあわせられている。

思うままに悠々自適な人々など皆無だ。

 

特に会社員であれば苛立たしい顧客や上司からは辞めない限りは逃げられない。貯金がなければ簡単には会社を去れない、貯金があっても会社に気持ちよく勤めていられたなら使うことのなかった無駄金を使う羽目になる。

 

そんな時、心の靴底に入り込んだ水を乾かしてくれるような、そんな言葉をかけられたなら。

 

「いつかその胸の中までも曇らぬようにライナウェーイ。

追いかけるのさ、マイフレンド」

とか言われてしまったら、もうダメ。

トランク一つだけで浪漫飛行に乗っちゃう。

 

対決しないまでも、戦いたがっている精神に火が付いちゃう。やっぱ社畜なんてクソだわってみんなも思ってて、指導者までいる。そりゃあ可能性にかけちゃうでしょ。クソうぜぇ上司を振り切ってしまいたいでしょ。そんな時に売人はやってくる。

 

「お兄さん、いいサロンあるよ。スッキリできるよ。」

 

で、誰かに聞いてもらいたい、共有したい。皆でクソな会社を抜け出したい。抜け出すためのご指導を受けたい、となる。もっと言えば彼らは世の中に愚にもつかぬ正論で溢れていることにもうんざりしている。

 

「今の仕事で評価されればいいだろ、会社から必要とされろ」

「そんなに不満ならさっさと辞めればいい。残っているなら自己責任。」

「ホワイト大企業に入れない学歴しかないのが悪い。」

「海外に行けばいい。日本に残るほうが悪い。」

 

ふざけるなよ 

社畜だろうがよ 

思ってるうちはまだしも 

それを口にしたら 

社畜だろうがっ

 

とまあ、分かり切った正論を振りかざすマンが彼らをより脱社畜サロンに偏らせているように思う。誰しも特別な能力や経歴、圧倒的な学習能力や器用さ、立ち回り。そんなものを身に着けていられたらそりゃあ愛される。資本主義の女神が君に微笑む。

 

だがそうじゃあない。みんなそこそこ。ほどほどの能力。だが運わるく嫌な奴ら、いやな仕事、いやな上司に当たることはある。悪い意味での引きの強さ。そうなると逃げるしかねえが、金がない、自信もない、保証もない。逃げた先がさらに地獄ということもありうる。

 

「一回だけなら、一回だけなら依存症になったりしないって聞いたから。」

 

君のくすぶるマインドをリフレッシュさせるサロンに登録する。皆同じで皆いい感じにトリップしている。現実逃避にトリップしている。なんだよ、簡単じゃないか、脱社畜するなんて。

 

サロン会員は間違いなく普通の知能の人々だ。だから運営者たちをボロカスに言って哀れな羊に同情するという姿勢は間違っているように思う。彼らはそこにいるうちは、クソみたいな現実から逃れてトリップできる。明日は脱社畜に近づいて、もっと素敵でもっと望みのある世界に近づくと思っている。彼らはそれでクソな今日に耐えられているんだ。いつか脱社畜できる現実を夢見て。

 

人間だれしも何かに依存している。アルコールか宗教かパチンコか。あるいは子供やパートナーかもしれない。仕事依存症もある。それが甘いことをいうサロンってなだけだろう。重度の宗教依存が迷惑をかけても、宗教全体が禁止されるわけではない。酔っ払いが迷惑でも酒は禁止されない。まあ脱社畜という概念自体が新興宗教なところがある気もするが。

 

僕は、そっとしておいてあげればいいんじゃないかと思う。根本的に会社に所属していることにうんざりしている間はどうしてもそっちに寄っちゃう。

 

「君の見たサイケワールドはただの化学物質の反応だよ」

「パチンコはトータルで負ける」

「課金した女の子は電子データだよ」

「キャバ嬢は客が嫌いでボーイと付き合っているよ」

 

意味がねえ。そんな正論はケツ拭き紙にもなりゃあしねえ。可能性があれば、今の不満を解消してくれる可能性が微粒子レベルでも存在すると思わせてくれるなら、そこに吸い込まれる。それが不満を持った凡人なんだよ。

 

社畜をのたまう宣教師たちについてはいくらぶっ叩いてもいいと思います。

 

 

さて、お兄さん、良いブログがあるよ。読者登録するだけで懐の深い記事が読めるんだよ。それがこのフロイドの狂気日記だよ。

 

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