フロイドの狂気日記

時は流れ、曲も終わった。もっと何か言えたのに。

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国家レベルの敗北とクラッシュは徐々に現れるということ

ガンジーの言葉に素晴らしいものがある。

「はじめに彼らは無視し、次に笑い、そして挑みかかるだろう。だが勝つのは我々だ。」

 

これは悪い意味で今の日本にふさわしい金言だ。

 

僕はネットに初めて触れたのが12歳ぐらいのときで、2ch的なものに入り浸り始めたのは2003年頃だと記憶している。そこから15年以上も経つわけだが、中国へのネット世論的なものの変化は非常に感慨深いものがある。

 

中国を無視していたという時期はとっくに過ぎていたが、2008年前後は笑いものの時期であった。先行者という名前の不出来なロボットや、北京五輪が失敗するという言説、その後に中国経済は崩壊するという噂、そして中国経済は粉飾まみれだという非難じみたものなどが中国に対しての大半の見方であったように思う。2000年台後半ぐらいになればまとめサイトも隆盛していたので、ログを漁れば大量に出てくるのではないかと思う。

 

時は流れるものでそれから10年。中国をテクノロジー面で、経済面で、学識面で、軍事面で、あざ笑う人々も少なくなった。そういう人たちがいたとしても、世情に疎く、自国の状況さえまともに見れない愚か者と見なされるようになったことは隔世の感がある。

トランプ氏が仕掛けた貿易戦争、米経済が敗者との兆候広がる - Bloomberg

 

数年前は「中国包囲網」などと日本の政治家が豪語していた時期もあったが、今やアメリカさえも抑え込めないのではないか、というのが昨今の政治情勢から見て取れる。どこまでアメリカが粘れるか、というのは見どころではあるが、トランプも今日時点でひより始めているという情報もあったりして、ここで粘ったら中国がアメリカ超えを叶えるというのも有り得る話ではなかろうか。トランプほど強引な大統領というのも今後出てこなさそうな気がするし。どれだけ関税をかけてもアメリカの貿易赤字が拡大する一方なのも不思議だが、ようするに完全にアメリカの経済は中国無しではたち行かないと証明されれば、もはやアメリカが抵抗する術がないとも実証されることになるのではないか。

 

中国嫌いな日本人は心の底ではアメリカの勝利を応援しているだろうが、足元ではルネサスが中国需要の低下で日本国内の工場を2ヶ月停止するらしく、米中貿易戦争がどう決着をついても日本のダメージは避けられない状況である。ようするに日本は、無視する時期も嘲笑する時期も、挑む時期も過ぎ去り、ただ中国のあらゆる面での勝利をみるだけの国家となったのである。

 

中国の経済粉飾が事実かどうかはわからないが、少なくとも日本の方が先にバレたということもあり、隠蔽の技術も中国に及ばないのか、と嘆きたくなる。中国はすでに5Gの中心になれるだけの技術もあり、月面へ向かう技術もあり、CPUなどを国内生産する技術も有し、となんだかたった10年で何十周も先に進んだなあと思わされる。

 

日本で唯一中国より優れているのは、その自由、であろうか。少なくとも発言だけで逮捕されることもないし、表現の自由は日本人が生まれつき持っている権利だ。僕が日本のアニメや作品がそれでも中国より優れているだろうというのは、共産党の気分に振り回されることもないということだろうか。その点は共産党が続く限りは安心していられるのだが。

 

中国も無敵ではないし、アメリカとの経済戦争が続けば当然ダメージは蓄積される。よく考えれば80年台の日本はOSから半導体まで自国でまかなえるほどだったわけで、中国経済が先にクラッシュすれば、今投資している科学技術も水泡に帰すかもしれない。だがそれは別に日本の復活を意味するわけではないし、今日よりは明日が悪くなるというのが確定している日本は、どういう方向性で舵取りをするかは不明だ。

 

中国、背水の経済対策 減税規模33兆円、債務膨張巡り溝も :日本経済新聞

経済効果1375兆円の5G「私はなぜ中国企業を排除したのか」オーストラリア前首相が語る(木村正人) - 個人 - Yahoo!ニュース

 

安倍政権は確実に2021年には終わるように思う。なんせ、だいたいの政権運営の結果が出揃っているし、次の衆院選では自民が負けることはないにせよ、議席を増やすことはないと思う。そこから日本がどう変わっていくかは予想がつかない。何でもかんでもかつての民主党のせいというのは、一部の人以外には通用していなさそうだし、なんだかんだで野党が議席を増やすと思う。そもそも今の日本の苦境は高齢化のせいであって、これが緩和されることはまったくないどころか、今よりも悪くなることは確定的で、氷河期世代の健康の衰えとともにさらに財政悪化するわけで、まあ仕方ないとはいえ、日本人はすべての場当たり政策のつけを払うんだろうな、と暗澹たる気持ちになる。

 

今年の夏に参院選があるので、ここが日本の政治の分岐どころになるのは間違いない。今回は小池旋風が起こらないだろうから、立憲民主、共産、自民公明党の戦いになると思う。残りの泡沫政党はどうしたって対象じゃないだろう。

 

統計偽装の揺り戻しなどは十分に起きてほしいが、蓋をあけると案外、棄権する人が多くて固定票の多い自民が勝つ未来も有り得そうなところがつらいところだ。

 

最後に極東三兄弟の経済崩壊期待のgoogle trend比較を置いておく。

極東三兄弟の経済崩壊期待値