フロイドの狂気日記

時は流れ、曲も終わった。もっと何か言えたのに。

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愚かな東京都民への懲罰だから受け入れるといい

anond.hatelabo.jp

世の中に錬金術は存在しない。メリットとデメリットは表裏一体である。どうして東京で子育てがし辛いのか。それは人が多いからだ。人が多いと電車が混むのは当たり前だ。空間は限られている。人が増えたらからといって宇宙のように土地は広がらない。制限がある。増えれば増えるほど一人あたりのスペースが小さくなる。当たり前だ。

 

他にもデメリットはある。人が多いと土地に対する価値が上がる。価値が上がると価格が上がる。価格が上がると借りるにせよ買うにせよ金額が高くなる。土地利用への支払いが増えれば自ずと、別のことに使うことが難しくなる。それに土地の価格が高いのだから、保育園の運営費用だって高い。だから保育園に支払う税金も入園料も高くなる。と同時に保育園以外に土地を使う利用価値も需要も高い。スペースの取り合いだ。

 

だがメリットもある。人が増えれば増えるほど商売人にとって都合がいい。土地を持つ金持ちにとっても良い。スペースあたりの儲けの効率が上がる。人が多いから多彩な人も集まる。変な趣味でも仲間が集まる。儲けが出るからイベントも多い。日本で一番そのメリットを受けているのは東京都民である。冒頭の記事は貧困を理由に結婚できない、子育てできる世帯は勝ち組だ、苦労も自業自得だという。それに自己責任論で叩きあうなとブコメが諌める。

 

大阪市民の僕は、アホだなこいつら、と思う。

 

例え結婚もできぬ貧困層と、子育て世帯がお互いに気遣い合っても満員電車は解決しない。当たり前だ。これはスペースと人口の問題であって、感情の問題ではない。どれだけ気遣いのデキる人でもスペースが狭いところに押し込められればストレスがたまる。これは身体的な反応であって性格が悪いからではない。

 

それでもお互いが尊重し合えば、よりよい社会になるに違いないと東京都民であるあなたは言う。

 

そして大阪市民の僕は、救いようのないアホだな、と思う。

 

東京都民とは狭いスペースで毎日朝晩1時間以上も押し込められ通勤する人たちの集まりである。アメリカがグアンタナモ刑務所でイスラム教徒を狭いスペースに押し込める拷問を繰り返したという。似たようなことを東京都民は毎日受けているのだ。精神は削られる一方だろう。

 

解決策は一つしかない。人口を減らすことだ。それ以外にスペースを広げる余地はない。が、2018年は14万人も増えたそうな。当然個人のスペースはまたしても減ったのだ。子育て世帯とか貧困とか関係ない。人が増えれば満員電車も増える。土地の利用も制限される。んなもん仕方ないだろう。物理的な問題なんだから。

 

それでも東京都民はその増加を解決しようなんて思わない。1000万人もいて誰も声を挙げない。それどころか人が増える東京は魅力的なんだから仕方ないとおっしゃる人もいる。田舎者からすればそうやって問題に向き合わず、精神論を振りかざしてより良い社会などとのたまう都民を見て、何だコイツラ、としか思わないだろう。

 

あるいは田舎者を吸収して、地方衰退を招いている原因に対していい気味だな、と思うかもしれない。人が多いことでのメリットがあるのだから、その表裏一体のデメリットも受け入れればい。

 

どうして満員電車のベビーカーに気を使ってくれないのか?

それは狭いスペースに押し込められて拷問を毎日受けている人たちに言う言葉ではないだろう。無理なもんは無理。しんどいもんはしんどいのだ。

 

東京はトップレベルの大学が集まっていて、国会もあって政治が近く、予算も潤沢で、人も才能も多い。だがこの程度の理屈からも目をそらしている人が多いのだ。お互いに不満をぶつけ合うのは辞めようと、一見理性的に見えるブコメもあるが、いや無意味だろ。不満を言わなけれれば通勤地獄を続ける上に、平凡な地方市民ならせんでもいい気遣いさえも強要されて生きていくことになるんだぞ。

 

子育て世帯は重要だから、あなたは犠牲になりましょう。豊かな精神でどうにかしましょうと言っているようなものだ。なにこれ戦前?国のために足りぬ物資でも我慢しろと言っている大日本帝国の軍部と何が違うのか。

 

根本的にスペースの狭さをどうにかするために、人を減らす政策を取りましょうなら理解できる。だが物理的な狭さの問題を、お互いの譲り合いでどうにかしましょうというのは、クレバーではない。足りぬ足りぬは知恵が足りぬを地で行くんだから恐れ入る。

 

一つはっきりしているのは東京の満員電車に付随する痴漢やらベビーカーやら肩がぶつかりあうことはつまり、ただの人口過密問題なのだ。そこを解決しない限りは延々となじり合うだけの生活が続くのみではないか。

 

名古屋も仙台も大阪も、福岡も札幌もこの手の問題は限定的だ。何だかんだで土地に対して人口が適正か一部多いぐらいで、おまけに人口減少中でもある。

 

トップブコメも階級差だ、とかおっしゃる。いや違うただの人口過密だ。それによるストレスだ。冒頭記事の増田もただ単に満員電車で神経すり減らして衰弱している人なのであって、そこまで性格が悪いわけではないのではなかろうか。通常であれば。

 

だから人口減らしましょうね、ということだけど、戦前の大日本帝国よろしく、東京は人口が多く偉大でこの道しかないと思っているのだろう。だから破滅するまで突き進むしかなかろう。ストレスで体を壊して、子供が痴漢被害にあって、何故かぶつかってくるおっさんにイライラして、体が圧迫される生活を続けるのだろう。それと引き換えにどんなチャンスを手に入れるのだろうか。

 

そんなわけで満員電車のイライラとその問題は、根本的な原因に向き合わないどうしようもない都民の愚かさへの懲罰みたいなもんだから、しゃーないんじゃねえか、と地方都市民としては思う。