実はロードバイクを買った。政治のことや日本社会のことやらをなるべく語らないようにしようと思ってから、案の定ブログの更新は滞った。もっと有意義で素晴らしい生活を望むべきだと考えて、始めたのがロードバイク。
2年ほど前に友人のうちの一人が始めてから、ずっと誘われていた。僕は大きな買い物になるし、乗り気ではなかった。だが心境の変化から、運動不足解消にもなるということで、購入することにした。僕はサポートが充実している方がいいので台湾メーカーのジャイアントの公式ストアで購入した。そこで必要なものを全部揃えて先週納車された。週末早速友人たちと、奈良まで走りに行った。以下は雑感である。
・思ったよりも地面からの衝撃が大きい。友人に勧められてグローブを買ったのは正しかった。
・肩、首、ケツの痛みがやばい。復路でケツが一番やばくなる
・ヘルメットの下にキャップをかぶる。これは汗が目に入る対策だが、それのおかげで頭痛がするようになったが、外すと目に汗が流れ始める。
・どれだけ水分補給してもすべて汗になるので、トイレに行きたくならない。
・坂道でマシンの性能差が出る。普通のチャリでは登れないのも頑張れる
・前傾姿勢が恐ろしく体力を奪う
・車道は非常に怖い。
・ウェアラブルスピーカーは神
奈良と大阪の往復で80kmほど走った。初めてのサイクリングとしては結構走ったのではないか。一人ではここまで走らなかっただろう。友人と3人で向かったが、やはり経験者は耐久力が全く違う。往路ですでに疲れ切って精神的に限界だった。奈良で食事をして帰るのだが、もはやケツが限界。足を上げるたびにケツが痛むという状態だ。半ばヤケになって友人に先に行けといい、マイペースで走った。
これが意外に痛いながらも慣れてきて走れるようになる。友人たちは少々待ちながら走ってくれた。結局友人の一人は大和川沿いで先に帰った。もう一人の友人は経験がほぼなかったのでお互い限界で、なんとか家までたどり着いた。
走っている最中よりも、その後が素晴らしかった。家についてシャワーを浴びる。僕は軽度のアトピーで、その日の朝は肌の調子が良くなかった。顔の肌が部分的にひび割れていて薄皮が剥けそうになっていた。ところが80km走りシャワーを浴びると、汗とともに古い皮膚が全て流れ落ちて、ツルツルになったのだ。デトックスか?
クーラーガンガンにしてベッドで大の字になる。それだけで異常な多幸感が持てた。体温が体の中心部から上がって行くことを感じられ、クーラーの風と体の痛みと疲れの複雑なハーモニーである。
汗で表皮が緩くなったのか、デトックスの効果か、太陽の日差しを浴び続けたからかとにかく古いひび割れた皮膚が全部剥がれてしまった。これはもしかしてお肌にすごくいいのではないか。何にせよ汗をかく、運動をする、日差しを浴びるが体に悪いことはなさそうなので週末はサイクリングをクセづけたいと思った。