フロイドの狂気日記

時は流れ、曲も終わった。もっと何か言えたのに。

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2019年参院選の雑感

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参院選 与党 改選過半数確実 改憲勢力3分の2に届く可能性も | NHKニュース

 

個人的な忘備録として書く。

 

土曜日に友人とロードバイクで京都まで行った。往復で70km程度走った。前回奈良まで行ったときもそうだったが、汗だくで帰ってきてシャワーを浴びるとお肌が脱皮したみたいにツルツルになるのだ。運動と発汗のコンボがアトピーぎみのグズグズのお肌に効果的というのはすごい発見だ。

 

その後大人数で飲みに行って朝帰り、昼過ぎまで寝てからの投票であった。曇りがちではあったが気温も湿度もあり、投票所の小学校に行くまでに汗をかくほどだった。隣人のおばあちゃんから「投票所に行くの?」と聞かれたから返事をして向かう。選管の人たちはたくさんいたが投票者は少しだけしかいなかった。

 

投票するのは事前に選挙区も比例も立憲民主党に入れようと決めていた。ただし、投票所の記入する土壇場で考えを変えたりするので、今回もとりあえず行ってから考えてみようとも思っていた。が、結局予定通りにした。

 

地方選挙の場合大阪維新に入れる僕だが、国政については別の選択肢を取った。

 

・なぜ自民党ではないか

消費税増税などもあるが、個人的には記録の改ざんが嫌だ。先進国が発展途上国独裁国家などと違うのはデータの正確性だと思っている。国の発展のために戸籍や住宅などの記録を整備してきた歴史が日本だけでなく、発展してきた国々にはある。その他図書館を建てたりして、書籍と記録を残すというのはそれぞれの時代の先進国が必ずしていることでもある。つまるところ記録をしない、改ざんする、都合よく記録するというのは国家の過去を正しく振り返れなくする。そうして同じミスを繰り返すようになる。統計情報というのは常に信頼されるように積み上げる努力をすべきことだと思う。そのようなごまかしをするようになったのは、何をしても勝てるという自民党的な考え方だからだろう。

 

・なぜ維新の会ではないのか

それは政策も思想も自民党と大差ないからである。大阪の自治に関しては維新を勝たせておけば東京の官僚や政府から有利な条件を引っ張れるだろうと思っているから住人として投票するのだが、国政においては維新の政策が大阪有利になるわけではないだろうし、やることも自民と大差ないから自民への信任票みたいなものだろう。だから投票しない。

 

・なぜ共産党でないか

貧困層のための政策といえば共産党というイメージがあるのだが、そもそも志位和夫が延々と書記長をやっている組織は健全とは思わない。リーダーが交代できる組織こそが健全という考えがあるのでやはり投票しないのだ。

 

・なぜ国民民主党ではないか

野党の中でも最も目立つ力もなく、若者に注目してもらおうとしてやったことがコスプレというセンスのなさである。しかもチョイスが古い。真面目な人達なのかもしれないが、政策実現には求心力を得るためのセンスというものがある。国民から耳目を集められない人たちが何らかの政策実現をするとは思えないというのは致命的だろう。

 

・なぜれいわ新選組ではないか

山本太郎の選挙戦略はトリッキーでありながら、素晴らしいものだとは思う。国民民主の代表と違ってセンスがありすぎるのが問題だと思った。障害者や重病人を候補に立てることや、消費税の凍結を全面に出したのは見事ではあるが、このように定石とは言えないやり方を取るタイプの政治家は改革というより破壊を起こしかねないという恐怖がある。現代日本で独裁者のように振る舞うのは不可能に思えるが、もしあり得るとしたら退屈した大衆の心理を刺激できる山本太郎のような人なんだろうなあと漠然と思った。こういう堅実とは程遠い党はもう少し様子を見てみるべきだと思った。議席は取ったようなので成り行きを見てみようと思う。

 

・その他の政党ではないか

宗教基盤の公明党幸福実現党にはあいにく興味がない。NHKには恨みはないし、ワン・イシューで票を稼ぐのは国民国家という視点が抜け落ちてて嫌いだし、成功したらしたで泡沫正当が出てきて選挙を荒らすのが困る。あまりにも泡沫すぎると死票になるのでそれは避けたい。

 

・なぜ立憲民主党

今回の選挙はなんとしても自民に議席を減らしてもらいたかった。そこで野党ということになるが、補完勢力はもとから投票の対象にはならない。泡沫候補すぎるのも嫌だ。結果残ったのが、れいわ新選組、共産、立憲民主、国民民主というところだった。

 

山本太郎のムーブメントははてブ中毒の僕は十分知っていた。すでに書いた理由で様子見に決めた。立憲民主党を選んだのは、まずその「平凡さ」からである。得票率を高めるために知名度の高い元芸能人を選ぶというのは定石中の定石である。あまりにも平凡すぎてあくびがでる。言ってしまえば政策や運営でも平凡で堅実で現実主義の枠を出ないだろうと思った。れいわ新選組のようにトリッキーで今までにないスタイルの選挙手法をとるようだと、国会でもトリックスター的振る舞いをして根幹ごとぶち壊すというような不安がある。その点立憲民主党は平凡すぎてないだろうなあと思った。

 

もう一つは党首への信任票である。twitterとかで野党に投票しようとしている人たちの悩みを見ていた。立憲民主党オシドリまこという福島への放射能ヘイトをしている人が候補者という理由で入れないという人もいた。オシドリまこは落選したが、そのような候補者をたてることに嫌悪感を示す人もいる。

 

僕としては一人の候補者だけで他の立候補者や議員の努力を無視したり、断罪するほうがどうかしていると思う人間だ。我らが大阪維新の会も珍獣みたいな議員を輩出するのだが、最終的に行き過ぎた振る舞いをした際にはちゃんと切り捨てるということをしている。枝野党首もそのへんはきちっとやるだろうと僕は判断した。立憲民主党の党首は無難かつ現実堅実なのでイカれたムーブをすることはないだろうし、それなりに野党として長らく経験があるし、今後は党を分裂させないようにするバランサータイプなので安心できると思う。

 

終わってみれば、僕が投票した亀井倫子は落選した。やはり大阪維新が強かった。個人的には太田房江に入れてしまう大阪人はどうかしているんじゃねえかと思う。大阪での自民没落、維新躍進の原因の一つだろうと思うのだが。しかし立憲民主党事態は野党第一党としての立場を盤石にした。次回の衆院選でも参院選でも野党に入れるしかないと思っている人たちは投票しやすくなるに違いない。

 

維新の会もかなり成功したのではないか。大阪では盤石だとは思っていたが、東京神奈川でも取るとは思わなかった。選挙前はイカれた議員の失態やレイシスト候補者擁立しかけなど失点が多かったようだが、選挙戦略がうまいらしい。今回は国民民主が失敗で共産党が横ばい。自民は前回の大勝からの予想通りの減少となった。これで改憲はほとんど不可能になっただろう。そもそも衆参3分の2を取っていた改選前で発議事態は可能だったわけで、それをしないということは案外やる気がないのかもしれない。大阪市長改憲支持する気まんまんだったが。

 

2017年衆院選希望の党のように立憲民主党と大幅に食い合う党がいなくなりつつあるというのは朗報かもしれない。共産党はいつもどおりの勢力で、国民民主党がいなくなれば野党の分裂により次の衆院選で自民が利することもなくなるのではないか。今回の参院選の結果を踏まえて、国民民主党は解党の方向に向かうのではないかという噂もある。次の衆院選で勢力をキープするのは難しいように思える。

 

れいわ新選組が台風の目になりそうな気配はあるが、比例で2議席程度なので勢いが続くかはわからない。次回までに立憲民主党野党第一党としてほぼ唯一の自民対抗馬になれば、自民一極集中は一旦終わるかもしれないと期待している。