フロイドの狂気日記

時は流れ、曲も終わった。もっと何か言えたのに。

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狂人からインターネットを隔離する技術があれば

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ブロガーHagexさん刺殺事件、『低能先生』と呼ばれた男に懲役18年の有罪判決「理不尽で身勝手」(篠原修司) - 個人 - Yahoo!ニュース

 

孤高の秀才、卒論で狂った歯車 Hagexさん殺すまで:朝日新聞デジタル

 

思うんですよ。世の中にはネットそのものが向いていない人がいる、と。ネットしなければちょっと思い込みの激しい無知な人でいられたんじゃないか。飲み屋かなんかで、「最近日本はおかしいよ」とか言って、隣の客に「この人もだめなやつだな」なんて軽く笑われて、まあ愚痴って家帰って寝るみたいな。それで済んだ人が山程いるんじゃないか。今だってナイフ持って刺しはしないだろうけど、もう世の中全員が敵に見えて、イライラして誰かを攻撃してる人とかいるでしょう?そういう人たちは端的に言ってネットに向いていない。

 

こういう事言うとあれだけど、例えばストレス耐性がない人って宇宙飛行士にはなれないし、体育会系のノリが受け付けない人は自衛隊とか不動産営業には向いていないとか、事実上そのテリトリーにいられないようになる制限って現実にはある。ネットって明らかに向き不向きがあるし、このサービスを利用すべきじゃないよね、という人がいるにも関わらず、だけどそういう人もネットを利用できるし、本人も自分でサービスを選んで余計なストレスを溜め込んでいる。

 

誰が悪いんだっていうと、簡単に便利にしていった科学の進歩が悪いっていう結論になる。だけどネットの進歩の過程に、明らかに資本主義的な動機があって、ネット人口が拡大すればするほど儲かるっていう。崇高な、例えば貧しい人もネットで知識を手に入れたりできれば素晴らしいよね、みたいな人道主義はあるのだろうけど、それだけが全てじゃない。知識とは無関係に、明らかに他人を攻撃したり、人生の何の役にも立たないことをして、それで救われるわけでもないネット上の行いの方が多いように思う。おまけにネットはアヘン並に依存症があるときている。

 

無制限に洋服のカタログを見ている人とか電車で見かけるけど、それはまだマシで、誹謗中傷だらけの言論サービスとかを見続けると、どんな人だって精神がやさぐれるだろう。例え狂人であっても、ネット企業と広告業界にとってはお客さんで、アルゴリズムのルールにしたがって広告を見てくれさえすれば、その利用者が誹謗中傷マシーンになっててもお金になってしまう。アドセンスをクリックしたのが狂人かどうかなんてどうだっていい話だからね。

 

最近では一昔前にあった、ネット上の全世界的な平等ってのが欺瞞だってのがわかり始めている。GAFAはそれぞれの経済圏に囲い込もうと必死だし、個人情報をいかに売上に結びつけるかで、方向性は違うけれども目的は一致している。そこに人道なんてものはない。だからマネタイズできる限り利用者の数は増やすべきだし、狂人だからネットを取り上げましょうとやると、それはそれで権利の制限になってしまうからできない。

 

でも僕は思うんですよ、AIでその人のネットがどれくらい精神を汚染してるか判断して、ドクターストップをかけるみたいなシステムがあってもいいなじゃないか。色相が曇ってますというアドバイスがあったら、ちょっとリラックスしに出かけるか、となれるんじゃないか。ところが今は制御するための高度なシステムがなくって、はてな系サービスなんてアカウント取り放題のリンチ仕放題サービスで、話題やドメインそのものをミュートする機能もないわけよ。多分怒りの導線に触れやすいと思う。

 

ネットの接続そのものを取り上げるのはディストピアだけれども、ネット上で幻覚を見せることは可能ではなかろうか。例えばコメントに批判と暴言が集中し始めたら、そのアカウントに対するリプライが制限されるとか。

 

「あなたのコメントは攻撃性が80%に達しました。10時間コメントする機能を制限します」

「あなたのアカウントに対する憎悪率が95%に達しました。シャットダウンします」

「あなたの利用記録から精神の異常を検知しました、壁紙をひまわりに変えます」

「あなたの利用記録から孤独を感知しました。幸福な話題のみが表示されます。」

 

ネットで極端なストレスを感じ始めた時に、「いいから外の空気吸え、ネットを切断しろ」と言ってくれる人がいないし、人生うまくいっていなくて肉体も精神も疲労困憊なのに、ウルトラ・レスバトル・ファイターみたいなクソアカウントが暴れまわっていて、時折自分の人生の一部を偶然攻撃したりするわけよ。

 

精神の弱いひとというのは残念なことに、ネット上の最終勝者には絶対なれないし、ただ怒りと孤独を増幅させては消耗するみたいな事になりやすい。今のはてブ人気エントリなんて憎悪マシマシ怒り多めみたいな話題しかない。精神にATフィールド張っている僕のような人間にも疲れを感じさせるし、かといってはてブは実質コカインなので辞められないという。

 

何が言いたいかというと、依存症のあるサービスには、憎悪感知してサービスから隔離するような技術をもっと発達させてほしいんだよな。今みたいにフェイクニュースアカウントの凍結だけでなく、狂人達と憎悪アカウントのパーティションを切るみたいなイメージ。ネットには接続しているけど、レスバトル・ファイターや攻撃者は自動的に見えなくなるみたいな。

 

そうやって「良い人」たちだけに囲まれて暮らせれれば、ネット生活はもっとユートピアちっくになるし、レスバトル・ファイター達はそういう連中同士で無限に殺し合ってくれればよくて、何だったらそれっぽいAIアカウントを用意してくれたら、中身が全く存在しないAI人間と無差別階級で殺し合いができていいんじゃないかな。

 

我々には壁が必要。