フロイドの狂気日記

時は流れ、曲も終わった。もっと何か言えたのに。

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嘘をついて逃げて逃げて

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年末ですな。読者諸君はいかがでしょうか。僕の方は嘘をついては逃げております。

 

12月から受けた仕事は端的に言って、何もしていないに等しい。1ヶ月の間のうち3週間以上は在宅勤務になっている。そうしてどれほど仕事をしたかというと、普段の3分の1以下であろうと思う。僕は遅刻せず毎日勤務するのが嫌なタイプだ。しかし在宅でパフォーマンスを発揮できるかと言うと、できない。薄々気づいていたが、僕は生き方が下手くそで、切り替えが下手くそで、近代社会に向いていない。

 

唯一と言っていいほどの特性が嘘と開き直りだ。僕はこの案件をプロジェクトマネージャー達がほとんど管理できていないのをいいことにサボりにサボっている。もちろん全く手を付けていないわけではないが。例えば今週で仕上げる仕事だったものを、朝会では今日仕上がる予定です、と報告しながら実のところほとんど何もしていない。

 

そうやって12月の間何をしていたかというと、ドラクエウォークと深夜徘徊のコラボである。そうやって朝まで歩き回ったり、寝そべってブラジングをして、リモート朝会を終えると眠る。それで心が休まっているかと言うと全くそうではなく、僕は恐ろしいほどの罪悪感と近い未来にやってくるツケの支払いに怯えて無力感に苛まされている。

 

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殊勝な心持ちはどこへやら、僕は案の定自分に甘いまま、ダラダラと日常を過ごしている。そもそもが僕に任された仕事は相当なボリュームであった。しかし、本当に集中すればこなせない任務ではない。もちろん疲弊することになるが、できないことはない。だがクライアントのこなせない量の仕事を与えたという罪悪感を利用し、在宅勤務という自由を利用し、そしてハードワークな彼らの休暇タイミングを利用して、報告をひたすら引き伸ばした。仕事納めの昨日、ついにPM達はSlackから完全に切断することになり、年明けまで一時休戦に入った。そして本来、報告すべきだった日を回避し、僕の仕事の報告も年明けに持ち越すことに成功した。

 

これらは毛沢東に地方情勢の数字を一桁増やして報告するような、そういった木っ端役人のやり口であり、主席が本当のことを知ったなら、その怒りは万倍になって自分に返ってくる。だから僕は年末の休みの間、サボったそれまでのすべてのツケをついに払わねばならぬ。

 

真面目さ。勤勉さ。これがあれば悶々とすることなく、まっとうな人生を歩めただろう。きちっと仕事をして、そうして余暇を自分の時間に当てる。これができない。嫌なことは引き伸ばし、その恐怖の影がやってくることに怯えている。落語者。恥知らず。そうしてブログに独白し、誰かがこの罪を笑いものにしていることで免罪符とし、そうしてまた眠る。

 

なまじっか政治ニュースばかり見ているから、自分の将来が不安で仕方ない。数学の勉強も英語の勉強も捗っていない。口八丁手八丁で契約だけとって適当な仕事で信頼も得られず、偉人の伝記を見てはそのバイタリティが自分に欠けることを思い知って、本を読んでは学習能力の低さに胸が痛む。

 

性格上スタートダッシュに失敗するとその後ズルズルと引きずるタイプだ。だから仕事でも開始に失敗したらドンドンとスピードが落ちてくる。自分がその場において最もできない人間だと意識させられたなら、興が削がれたようにスタックする。

 

来年の9月というリミットは段々近づいている。英語力と数学力は兎に角上げて置く必要がある。だがこの体たらく。立ち上がれ、モニタに向かえ、キーボードとマウスを手に取れ、そうして人生を切り開け。そんな声が聞こえる気がする。

 

深夜1時、吉野家に入り客のいない店内でワンオペの店員と2人だけ。食事をとって、その高くなった支払いに少しばかりのインフレを感じるが、この仕事の単価はあまり変わっていない。充電が切れそうなiPhone片手に寒空の中を歩き回る。僕の将来は、最後は深夜のチェーン店でバイトをして糊口をしのぐ生活になるのだろうか?

 

未来を開け、夢を見ろ、闘志を燃やせ。空虚な言葉ばかりが頭をめぐるが、虚しいばかりだ。何も起こらない、何の責任もない。

 

ただ時間という魔王がじわりじわりと寿命を削り、可能性を奪い、今日走らねば、明日はもっとつらいぞ、と脅しをかける。そんな生活が続いている年末だ。