フロイドの狂気日記

時は流れ、曲も終わった。もっと何か言えたのに。

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2020年1月9日 数学に感動する頭をつくる

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という本がある。kindleの読み放題であったのでとりあえず読んでいる。今50%読んだ。これは勉強と言えるかというと微妙だけど、数学の妙味みたいなのを期待して開いた。

 

 

分数計算は感動的だったか。負の数という概念を習った途端にあなたの心の中で何かがはじけ、あなたは涙が出るほど感動したか。三角比を習ったためにあなたの世界観は変わって、以後無収入でも数学がやりたいほどの感激を味わったか

 

数学という科目が将棋に比べて不幸だったのは、ルールをマスターし公式や定理を覚えるというところまでがすごく長いので、たいていの人は、自分で工夫し考えるというような面白いところに行き着く前にダウンしてしまうところです。また、教師たちもルールや定理、公式を教えるのに手一杯で、みなで考えたり工夫したりするような授業を、したくてもできない状況にあるということです 

 

人間は自分に最初に思い浮かんだ考え方に大変とらわれやすい生き物なのです。だから、最初にあるやり方で問題を解こうと試みたときに、そのやり方がうまくいかなくても、そこで、なぜだめだったかを反省して、自分のやり方を訂正していける人は結構まれです。

 

文章が冗長でイラっとする表現も多い。著者は教育者で、この本は親に向けられて書かれている。そのため子供をどうしたら数学好きになるかという観点で展開するので、30代のおじさんとしては辛い。特に中学生になる前に、計算練習などはたくさんしたほうがいい、というアドバイスもしていて、その時期を逃したら諦めろ、と書いてたりしてオジサン読者を想定していなすぎて辛い。数学者とスポーツ選手の類似点として若い頃に偉大な業績を上げる、経験がものをいう学問ではない、ということも書いてある。

 

僕はコンピューターサイエンスを学ぶのに必要な数学を得られればいいので、数学者や数学オリンピッククラスの能力を求めてはいない。いずれにせよ、単純な計算練習を否定してはおらず、しかしその先にある理解や自分で解法を編みだす魅力が数学の楽しみなのだそうで。

 

なんとなしに透けてみる選民思想やつまらない問答的な文章にイラつくけれど、なんとなしの指標にはなりそうである。そのため読み飛ばしつつ、根幹にふれる文章を読むのがよろしかろうと思う。数学はほとんどでてこず、指標や考え方というのがこの本のメインだ。

 

半分読んで得られたのは、「計算練習は重要」「公式丸暗記よりは、自分で時間をかけて解く子供のほうが後々伸びる」ということらしい。丸暗記が応用力をなくすだろうというのは僕も賛成で、プログラミングも公式丸暗記よりも考え方やアルゴリズムが物を言う世界なので、数学にはそういう態度で向き合おうと思った。