フロイドの狂気日記

時は流れ、曲も終わった。もっと何か言えたのに。

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コロナウィルス・パンデミックとネット工作

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1週間ぐらい前からコロナウィルスの流行情勢を追いかけている。1/24-1/25ぐらいからネットではアウトブレイクの期待があった。さる掲示板では中国での感染者の増え方を中心にスレッドが立てられていた。そこは中国を軽視したり、批判したり、小馬鹿にしたりする人たちと破滅願望が入り混じった場所であった。流れが変わったのは27-28日頃だった。ついに日本でもコロナの感染者が出てきた。そこからはあっという間に話題が日本になった。安倍総理の発言だったり、対策であったり、ライブ中継だったりであるが、日本を主眼においた発言がほとんどになった。

 

そこからはガセネタや煽りあい、日本政府への批判や罵倒などが溢れていった。そしてここ1日頃から単発的に投稿されるようになったのが、コロナは実は大したことがない、というコピペだ。説得力はてんでないが、長文で説得力をもたせようとしている。内容はアメリカでのインフルエンザの流行と死者数を出して、それと比べてコロナは大したことがないというものや、交通事故死と比べて死者数が少ないというものだ。これがネット工作だなあ、と思うのは、微妙に長文で理路整然と表現しようと努力の形跡が見られる点だ。個々人の意見はもっと適当で、短文であるケースが多い。

 

もちろん大半はパンデミックが起こるだろうという前提で煽り合っているのだが、そこに長文による説得の意見がポツリと、そして何度か投下されると、不格好で露骨で笑える。ああ騒ぎを収めたい人たちがいるんだなあ、って。

 

交通事故の死者がいくらいようが、アメリカでインフルエンザが流行っていようが、コロナウィルスの驚異がなくなることはない。完全な違いは、コロナウィルスにいい対抗手段が発見されていないということだ。HIVの薬が効果がありそうだ、とニュースになっていたが、その後劇的に回復したという報告はない。おそらく思う以上の効果はなかったのかもしれない。混乱を抑えたいのは中国共産党も一緒であり、効果の上がる治療薬があったなら大宣伝を行うだろう。それがない。

 

ネットで煽り合っている人たちも重要な数値を見逃している。大抵は致死率2-3%として計算しているが、実際には5%ぐらいではないか、という点だ。それは、中国全土と武漢の状況を混ぜることで致死率は3%以下になるが、武漢だけにフォーカスを当てるともっと恐ろしい。

 

中国の他の地域と武漢は決定的に感染者の数が違う。つまり病院のキャパシティの限界が来ているかもしれない、ということだ。

 

1/30時点の中国全土の感染者が7766人、疑惑は12157人、死者は170人となっている。これが武漢だけに絞ると、累積感染者は2261人の完治は51人、死者は129人となる。つまり死者の大部分が武漢から出ている。こうすると致死率は5.7%である。

 

武漢とその他の地域は感染者数が一桁違う。つまり病院のキャパシティと治療が追いつかなくなってからが致死の本番だということではなかろうか。コロナは感染のスピードはとても早く、すぐさま死に至ることはないが、回復はしづらいという特徴がある。つまりベッドであったり医療資源を相当食う病気であるということなのだろう。

 

深センがある地域も400人程度、北京でも100人以上が感染確認されている。病院のキャパシティはまだ限界ではないだろう。病院と医療関係者の体力が限界に近づくにつれて死者は増えるだろうと予測できる。死にはしないが苦しむため闘病期間が必要、だが自宅療養であったり、解熱剤程度だけで我慢しなければならないとすれば、軽視できる病気ではないだろう。

 

はてブブコメも見ているが、案外楽観主義者が多いようだ。武漢含む湖北は封鎖されたが、北京や深センでも数百人単位の感染者がいるのであれば、封じ込めは失敗したと見るべきではないだろうか。日本でもパンデミックは時間の問題であるように思う。

 

注目すべきはコロナ疑惑の患者も1.2万人を超える。未検査や発症前の人たちを含むと相当数が見つからずに通常生活を送っている。日本で見つかった感染者も、1月の中旬頃には異常をきたしていた。

 

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「野党は新型肺炎の質問をしない」と攻撃する与党、対策のための「厚生労働委員会」開催要請を放置していた (2020年1月29日) - エキサイトニュース

新型肺炎 29日帰国の3人感染確認 うち2人は発熱など症状なし | NHKニュース

 

すでに自民党は及び腰のようだし、相変わらずの日本仕草が横行しているので、パンデミックは不可避かな、というのが僕の予想だ。この予想はハズレるといいが、しばらく外出や電車はなるべく控えるつもりでいる。治療薬がない以上は、自分の運命と体力を信じるほかない。