フロイドの狂気日記

時は流れ、曲も終わった。もっと何か言えたのに。

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復活の日に向けて

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大阪の中心地や他の観光地に行くなんて怖くてできなくなった。そうして家に引きこもることが増えたのでアマプラで映画なんて見ている。世間のニュースに影響されて視聴したのが、「復活の日」「12モンキーズ」。80年に放映された「復活の日」は率直に言うと映像も、設定もガバガバ過ぎて集中できなかった。ただし若き草刈正雄は非常にイケメンである。「12モンキーズ」は起承転結もハッキリしていて、若かりしブラピの素晴らしい演技も相まって楽しいエンタメだった。どちらもウイルス拡散危機を描いている。

 

懲罰を受けろ - フロイドの狂気日記

 

去年の今頃僕は日本の市民たちに怒り狂っていたようだ。向き合ってこなかった現実があって日本人は懲罰を受けるべきだと。昨今の日本は安倍政権のクライマックス総決算を迎えている。それは政権が主体的に招いたわけでも、アメリカの外圧でもなかった。ウイルスだった。新型ウイルスは思わぬ影響を与えている。政治的分断の強化だ。インターネットではウイルスの恐怖と政権批判で溢れている。以前からネットの工作があったと言われるが、もはやそれさえ効果を出さぬほどの怒りが渦巻いている。

 

ここで分断は更に深まった。ウイルス拡散に対して無策な政権を最も批判するのは元々安倍政権が嫌いだった人たちだ。そうして政権を批判しつつもそれ以上に中国に対して憎悪をたぎらしている人達もいる。彼らは本来は自民支持で中国嫌いの人たちだ。ようするに安倍政権嫌いはさらに安倍政権を嫌いになり、中国嫌いはウイルスの恐怖と政権の失墜をもたらした中国人達にさらに憎悪を深めたというわけだ。

 

現状における東高西低のウイルス拡散状況にも言える。現時点では肺炎の重傷者をたくさん出しているのは東京、神奈川、北海道、名古屋といったところだ。大阪、奈良、兵庫、京都は不思議なほど感染者を出していない。それに対して、近畿圏以外の人たちが大阪は隠蔽しているとしきりに声を上げている。本来なら感染者を出さないことは喜ばしいことだが、普段からの考えなのだろう、大阪がひどい状態になっていないと気がすまない人がいるらしい。あまりにも隠蔽だという声が多すぎたせいか、松井市長がTwitterで大阪は検査をしている、デマを飛ばすなとキレていた。実際に北海道よりも検査数は多いが、北海道や東京は陽性の打率が高い。というよりは重症者のみ検査しているので陽性者が多くなるのだろう。その点100件以上検査して陽性ゼロの大阪は確かに異常かもしれない。僕も中国人が多い大阪で感染者がいないとは思っていないし、今いなくても時間の問題だろうと思う。

 

僕が母と姉に物流が止まるかもしれない、ということを警告したら、笑ってしまったと言われた。僕のようなネットウォッチャー以外は案外悲観的ではないのようだ。しかし今日、神奈川の駅員に感染者がいたと報告され(5chでは前日から内部告発があって盛り上がった)その結果、どうやら東京周辺で買いだめが加速したらしいと、教えてあげると、母も姉もトイレットペーパーとおむつの買いだめをする気になった。

 

一ヶ月前と違って、イランやイタリア、韓国でも際限なく感染者が出ているところを見ると、ネットでは中国特異論は鳴りを潜め、もはや拡大は止まらないんだろな、という諦念が出てきた。こうなると運を天に任せる以外にない。すでに神奈川の駅員は家族に感染が確認されており、一人が感染すると同居する家族も全滅しかねないという凶悪なウイルスだと考えられる。僕も自分が大丈夫でも、家族に感染者がでると支援しにいくしかない。そうなると今引きこもっている努力もパーになるだろう。覚悟しないといけない。

 

米やカップラーメン、水とトイレットペーパーも確保したが、結局のところノーガード国家にいるわけで、時間の問題だろう。生き残っても後遺症が残るというし、重症化してもすでにベッドが足りないらしく、東京の患者を静岡や大阪で受け入れているという報告もあった。つまり重症化したら死、が現実になりつつある。生き残れそうにないなあと思っている。なんせ数ヶ月では終わらないだろうし、経済的な大ショックによる貧困死もありうる。

 

ある種のカタストロフィを望んでいたのだが、僕が望んでいたのは日本をドラスティックに変える何かであった。今や世界中が本当の破滅的状況を迎えており、日本が死に損なっても他の国が支援してくれる、ということに期待できない。COVIT19後の日本はドラスティックに変わるかもしれない。それまでに自分が仕事を確保してとにかく飯を食って病気を避けるということができるかどうか自信がない。スペイン風邪が流行った100年前よりはるかに国境を超える人が増えているので、感染拡大もスピーディかつ医療制度の崩壊も早いだろう。恐ろしい病として知られたスペイン風邪も実は致死率は10%ほどだったそうで、COVID19も医療崩壊した地域で高齢者は15%ほど死ぬらしく、国境を越える人が遥かに多い現在だと最終死者数はスペイン風邪を有に超えるかもしれない。スペイン風邪は終焉まで1年ほどかかったので、今回も1年は見る必要があるのだろう。スペイン風邪終焉の理由は、病原性が弱まったことによるとされる。

 

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復活の日」では崩壊した世界で、ただ一人でアメリカ大陸を歩き続けた主人公が、ついに南極で出会った仲間達と再会を果たすというラストになっている。果たして僕はこのパンデミックが終焉するまで歩き続けていられるか、甚だ疑問に思っている。