フロイドの狂気日記

時は流れ、曲も終わった。もっと何か言えたのに。

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プログラマの「透き通る世界」

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ソフトウェア開発の記事を適当に見ていて思ったのだが、プログラマには少年ジャンプ的な覚醒というものがあるんじゃないかと思った。ワンピースで言うところのギアセカンド、NARUTOでいうところの仙人モード、最近話題を独占している鬼滅の刃で言えば「透き通る世界」

透き通る世界 (すきとおるせかい)とは【ピクシブ百科事典】

 

この覚醒をしているプログラマは相対的に言えば少ない。お金をもらっているプロであっても透き通る世界に到達している人は少ない。具体的に何が覚醒なんだというとビジネスには直接関係ないけれどコンピュータサイエンスの根幹に関わる技術の習得と僕は定義した。

 

記事を読んでいたのは、自宅でラズパイにUbuntuを入れてDNSを設定した人の体験だったのだが、僕はこの人は「透き通る世界」が見えている人なんだなあと嘆息した。DNSというのは一般的なwebプログラマにとってはGoogle Domainとかお名前.comの設定画面に入力する値の羅列にすぎない。ドメイン取得したあと、適当に検索して設定方法がわかればそれでいいというもの。それを自宅サーバーで作るというのは尋常ならざる興味なのだ。職業専用プログラマは今どきそういうことはしないだろう。

 

はてブのテクノロジータグのホットエントリに上がってくるのはどちらかと言えば鬼滅で言うところの呼吸法ばかりである。javascriptの新しいライブラリであったり、reactのテクニックであったり。こういうのを勉強するのは悪くないが、個人的にどれだけ積み上げでもソフトウェアエンジニアの深淵に入り込むことにはならないと思っている。

 

例えば独自OSの作成であったり、完成品ではない簡易ドローンをパーツ集めから作成したり、webブラウザを自作したりというふうな、今どき代替サービスがいくらでもあるが、それでも基礎から構築する行動というのは、職業として金と時間をトレードしているだけのプログラマにはできない覚醒された何かであるような気がしている。まさしく全集中の呼吸を極めていると言える。

 

こう言うと小さい頃から当たり前みたいにやってますが?的な人がいるかもしれないが、どんな一流プログラマも最初の始まりはもっとシンプルなものではないか思う。よくあるエピソードはBASICでプログラムを始めたとか。最初からネットワークの設定方法から始める人はいないんじゃなかろうか。始まりは簡単なプログラミングから始まっても一流になれそうな人というのは、やっぱりコンピュータ・サイエンスの根幹へと向かっていって、ビジネスとか金儲けとかは無関係であっても没頭できる。それができない人はRubyでアプリを作り始めてから、さらにライブラリとかツールばかりを追いかけ回すプログラマになって、常に金が動く場所で使えるかどうかが焦点になってしまうのだと思う。

 

最も優れた人材への早道は深淵を覗いてみることなんだろうなあと思った次第。

 

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