フロイドの狂気日記

時は流れ、曲も終わった。もっと何か言えたのに。

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夫婦別姓という利権争い

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勘弁してくれ。

 

法律というのは文化が先にあるという風におもう。婚姻文化が先にあり、法律という概念と制度が出来て、今の婚姻制度がある。そう遠くない昔の日本では明らかに男尊女卑があり、それに基づいて制度がなされている。つまり法律が差別的なのだ。その一つに夫婦同姓みたいなものがあるかもしれない。財産分与についても近年にいたるまで性差があったようなので。

 

夫婦別姓の議論が盛んなようだけれど、これは利便性の問題であって、先進性の問題ではない。女性がまた一つ自由を手に入れるからさも先進的であるかのように振る舞って、夫婦同姓を維持するような発言は時代錯誤だと批判する人がいる。それは違う。もともと婚姻制度時代が男女の役割を固定化している差別制度なのだ。そして、この場合男性差別も含まれている。僕はこの制度に自分で印鑑を押しに行きながら、夫婦別姓を先進的な変化だと主張する人にヘドがでる。

 

ナチスの収容所に配属されたあと、ユダヤ人の食事環境は問題があるので3食は用意しましょうと提案しているようなものだ。正気か?

 

すでに婚姻制度自体が時代錯誤そのもの。子供ができたら未婚の母でも支援するし、夫婦共働きでそれぞれの財産はそれぞれで作り上げる。養育義務についても均等にし、かつDNA鑑定により、浮気などの結果の子供かどうかを事前チェックできるようにする。というようなことが個人の権利や保証としての先進性でははなかろうか。

 

ある男性芸能人の子供がDNA鑑定で、実は自分の子供ではないと知ることになったが、法律的にはその男性の子供と認定されており、金銭的な養育義務があるというようなスキャンダルを見たことがある。これも家制度による差別的不合理だろうといえる。女性は間違いなく自分の子供であるからだ。

 

婚姻制度には様々な不自由があり、男女ともに束縛を強要するようになっていて、まあ残す意味はほとんどないように思われる。DNAと明示的契約による養育法と財産分与法あたりにわけるべきだろう。が、そんな議論は起こらない。差別に敏感なLGBTでさえゲイ同士の結婚を、とか主張したりする。みんな性差全盛期にできた利権にあやかりたい。結婚制度が支持されるのは、それが社会的な称号のようになっているからだ。例えば結婚している人は立派みたいな偏見は間違いなくある。それは家制度が作ってきたイメージだ。結婚して一人前みたいな。

 

それがあるからゲイも女性も結婚できるパートナーがいる人は、機械的な法律契約ではなく、みんなに祝福される正式な結婚を求める。差別に基づいている制度だろうが気にしない。十分な社会的利益や、地域によって得られる新婚優遇が得られるなら、そりゃあほしい。

 

夫婦別姓がまるで女性差別の解除みたいな主張と、反対する古い人々のような対立軸で語られることが不愉快だ。例えるならナチスドイツにおけるSAとSSの利権争い、日本帝国の海軍と陸軍の縄張り争いのようなものであって、同姓派も別姓派も根本的な差別制度自体には賛成しているのだ。

 

そのため自分に利益ある差別については黙る。例えば子供の誕生時のDNA検査は女性の大半が反対しているという報道もあった。これは女性側に不利になるからだろう。家制度の円満な維持のために、法律でそれらは配慮されない。他にも養育権はよほどでない限り女性が持つように判決されるのも、女性は家庭という差別の名残だが、これも反対されることはない。

 

本当の権利のガチ勢なら、今でも事前契約で婚姻関係を持たずに法的な財産分与など根拠を残しながら別姓を持つことはできる。みんな結婚制度という差別的なシステムを受け入れ、その中で不便を自己利益のために最大化している。

 

欺瞞だなあと思うよ。

結婚していない僕は別姓か同姓かはどっちでもいい。

 

これはただの利権争いで、全体の進歩じゃあない。

差別システムにハンコを押しながら進歩も糞もねえ。

夫婦同姓派が古臭いとも思わない。彼らにとってはそれが利益になるんだろう。

これは勝ったほうが利益を得るためのレースだ。