フロイドの狂気日記

時は流れ、曲も終わった。もっと何か言えたのに。

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ロシアのウクライナ侵攻による良い影響

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ロシアが横暴な侵略行為をしたことによって日本国内にいい影響を及ぼす点があるのでリストアップしてみる

 

プーチン信仰の終焉

ネットにおいてプーチンは以前はある種の尊敬と畏怖があった。ただのミームだと歴史修正する人もいるが、お隣の韓国大統領たちのネット上の扱いに比べれば、プーチンはポジティブだった。マッチョで柔道を嗜み、KGB出身で冷酷。だがプーチンをポジティブにしたのは「国家を強くした」という神話故だ。ネトウヨのような人たちはとにかく国家の強さと自身の強さを混同したがる。プーチンは国家を強くした素晴らしい指導者という意味でポジティブなイメージがあった。しかしウクライナ侵攻による苛烈な制裁によってロシアは今まで以上に貧困になることは確定した。今ではネットのどこをみてもプーチン老害で頭がおかしくなって、何一つうまくコントロールできない愚か者のような扱いを受けている。かつて「ムダヅモ無き改革」というネトウヨ人気の漫画があったのだが、こういう漫画のようにプーチンはフィクションで良く描かれる傾向があったと思う。それは今後一掃されるだろう。これはとてもいいことだと思う。おそロシアというミームもガチで恐ろい姿を見たことでネタにならなくなる。

 

■ロシア軍神話の終焉

ロシアの軍はとにかく強い、アメリカと肩を並べるといった思い込みがあった。僕も彼らは貧乏国家だと知っていたが、それでも軍事力にすべてを捧げているから強いのだろうと思っていた。現実はせいぜいが絨毯爆撃できる能力があるぐらいのもので、兵站はお粗末、作戦も馬鹿げていて、情報収集能力はアメリカに遠く及ばず、IT技術の使い方もウクライナの方がうまいという、核兵器がなければ強いと思えない軍事能力、アメリカと肩を並べるレベルにはないということが露呈した。陸続きの侵略戦争さえ手こずるようでは日本がロシアに支配されることはないんだろうなあ、と確信した。後はプロバガンダを撒き散らす力が強いとも思われていたが、プーチンSNSを通じた情報戦は実家の父親のような拙さを見てるようで恥ずかしくなった。彼らは狂って核を使うかもしれないという点を除けば特筆するほどの特徴のない軍事国家のようだ。

 

■「僕はソ連人w」とかいうイキリオタクムーブの終焉

以前から一部twitterで見られた、ソ連趣味、軍事オタク、軍事評論家の間でなされていたソ連懐古ミームがあったのだが、今年からはこれが激減するということで嬉しくてならない。そもそもホロドモール虐殺やらがあったし、日本でも北海道侵攻などで被害を受けているのに、「ソ連人」になりてえー的な発言をする軍事オタクや共産趣味者たちが嫌いだった。ところが「ソ連懐古ガチ勢」であるプーチンがのっぴきならない虐殺を繰り広げることで、いかにソ連が害悪かを西側民主国家に知らしめたと思う。これからは「ソ連人ですうw」とかtweetする人は虐殺の賛同者のように扱われるので良識があればそのような発言はしなくなるだろう

 

ソ連復活を望む某声優の失墜

一部オタクの間でソ連趣味がブームになったからだろう、ソ連復活だのロシア趣味だのを公言するような声優がいた。そもそも日本は北海道でソ連兵に強姦殺傷されているお国なのだから、そういうことを公言するのは頭の軽さを主張するようなものだったわけで、そういうパープリンが失墜するのは良いことだと思った。今後、数年はウクライナの英雄たちのドラマや映画、ゲームが発売されるだろうし、市民の追悼イベントが西側諸国で行われるなかで、ソ連復活希望などと放言してきた声優を取り扱いたいとは思うまい。まともなビジネスの思考があればだが。歴史を軽視してきた軍ヲタ界隈に乗せられてデジタルタトゥーがついた哀れな頭プーチンが仕事を減らしたわけで、日本在住のソ連人たちは大いに反省してもらいたい。

 

■ロシアの貧困化と驚異の減退

今後の展開は予測できるものではないが、100%といい切れることはロシアがこの上なく貧乏になるということだ。ロシア軍の神話が崩れたのは、やはり彼らが貧乏だったからであり、そして今よりさらに貧乏になるのだからロシアの軍事的驚異は去るだろう。あくまで狂ったプーチンが核を撃つかどうか、という驚異は残るが、彼らが世界の一部を切り取って支配し続ける、といった能力がないのは明確だと思う。それどころか今後のロシアは悪くすれば国家解体でアメリカの管理化になるか、良くても中国の隷属的なサブウェポンのようなものになるのではないだろうか。となるとロシアが多極化の一つを担うなんて考えは過去のものになったと断言して良いでしょう。

 

■ロシアヲタ達への因果応報

ロシアの貧困化のいいところは、ロシア圏を中心とした軍事評論家やオタクたちがその知識の価値をルーブル並みに下落させたところだ。今後弱体化して侵略の兵站さえ出せないロシア軍の武器や兵器の知識なんて持っていても何の意味もなくなっていくだろう。そもそも新しい武器開発もやっていけるのだろうか。少なくとも日本の軍オタビジネスの経済圏も縮小されていくか、ないしは西側中心になりそうだ。日本とソ連の悲劇的な歴史を軽視してソ連人などと名乗ってイキっていた奴らが大損して意気消沈する姿は素晴らしい。ついでにオタサーの姫たる声優も頭プーチンのおバカさんになってしまった。さらに言えば、本当に国を豊かにしてきた韓国や中国を小馬鹿にしてきたネトウヨが文化面で韓国の後塵を拝し、テクノロジーと経済で中国に追いつけなくなったことを認識しつつある令和において、仕上げにプーチンのような強い独裁者を失ったことは朗報だろう。彼らが良かれ悪かれ信じてきたことがらはすべてひっくり返った。

 

■日本におけるマルクス・レーニン主義の終わり

上の年寄り世代には共産主義を信奉する人がいることは知っている。しかし下の世代は共産主義ソ連とは核をちらつかせて隣国を侵攻する狂人の象徴的な思想となったのだ。以前から共産主義とは日本では3-4割ほどのポジティブさが合ったように見えたが、ロシアのウクライナ侵攻で共産主義なんてものは歴史の彼方に消し去るべき遺物だという価値観におさまるだろうと思われる。

 

■やはりUSA、USAしか勝たん

やれ分断国家だ、やれ中国の台頭だでアメリカも終焉に向かっていると思わせたが、GAFAMとイーロン・マスクの能力込でアメリカの強さが尋常でないことがわかった。ロシアの情報は筒抜けになっていて作戦から何から何までアメリカのコントロール下にあるようだ。中国でさえ予測しなかったロシアの侵略を的確に見抜いて準備していたというのはアメリカ以外に持っていない能力だと思わされた。軍オタはイキるときに「心はアメリカ人なんでw」とか言うべき。どうやったらこの国に軍事的に対抗できるか想像つかない。幸いお隣の中国は頭プーチンではないので、絶対に勝つ見込みがないなら侵略しないという損得勘定ができるようだし、アメリカの強さもわかったところで今しばらくは平和を味わえるのかもしれない。

 

 

■まとめ

物価高などの影響はあるが、日本から遠く離れた戦場であり、そこでアメリカの強さをこれでもかと見せつけた上、脅威の隣国ロシアの経済力をどん底に陥れたという点は我が国にとって朗報だろう。なんせ中国の台湾侵攻計画を思いとどまらせるか、計画の遅延が目に浮かぶほどの劇的な展開を見せている。

ウクライナの犠牲者はとても悲しいが、彼らの頑張りのおかげでより世界が平和になるかもしれないということで感謝に絶えない