支笏湖を去って小樽へ向かう。小樽港から京都北部の舞鶴へと船がでているからだ。船の出港は今日の23時45分。半日ほど観光ができる。北海道に来ると距離感がバグるのだが、支笏湖から小樽はかなり近いな、という印象。市街地に入ると車も多いが車線も広いので気楽に走れる。小樽駅でバイクを止めて、ロッカーに荷物を置いたら夜まで散策。
三角市場というのがすぐそこにあって、大阪で言うと黒門市場みたいなもんだが、そこは海鮮丼などを置いている店がつらなっている。が、値段。率直に言って観光者目当てのボッタクリ価格である。うにいくら丼5500円だとか。ウニ丼のみで6000円だとか。どれほどの量か食べていないのでわからないが、苫小牧のマルトマ食堂の値段の3倍は取るところをみると、馬鹿げているな、と思った。しかも1時間待ちだとか。アホらしいので、別の場所を探す。
色々調べると寿司屋通りと呼ばれるところがあり、寿司屋がたくさんあった。結果からいうとここらで海鮮丼を頼んだほうが遥かに安い。三角市場で食べるのは情弱なんだろう。評価の高い「ひきめ」という店で食べた。ここは当たりだと思った。海鮮丼もやや小さめだが2100円とリーズナブル。
他にも突き出しを頼んでお会計5000円以下だった。食べた量を考えると安いかもだ。その後は、小樽観光。小樽は美術館がやたら多くて5-6箇所回った。撮影禁止のニトリ博物館が良かった。それに小樽銀行の地下で行われた歌川国芳特別展は素晴らしかった。小樽運河とお土産屋で買い物しその日は終了。
とにかく歩き回った。天気もよくやや汗もかいた。美術館が離れていたりするので歩き疲れた。コロナ下とはいえ観光客は結構いた。全盛期ほどではないのだろうが、日本人客がかなり多く、特にカップルや女子グループが多かった。北海道最終日なのでジンギスカンで〆ようと思って調べた店は、お一人様お断りだった。仕方無しに居酒屋に入る。先にフェリー乗り場に行ってバイクを置いたので酒も飲めた。出発が23時なので、食事後、フェリー乗り場の近くの小樽温泉で時間をつぶす。塩化物泉の温泉で、しょっぱくて体の傷口にしみるタイプだった。小樽はかなり満喫できた。整備された観光地はいいものです。今回南西部しか来れなかったが、北海道はまだまだ広いので近いうちにまた来たいと思った。
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北海道8-10日目、支笏湖と丸駒温泉 - フロイドの狂気日記