今の日本は将来の子供が福祉予算を負担する税制になっている。そのため子供が少ないと一人当たりの福祉負担が大きくなるので大変ですよ、って話なのだが、「生涯子なし老人」の面倒も見ましょうって前提があるから、財務問題が発生している。言ってしまえば独身子なしの福祉予算を子あり世帯が負担しているわけだ。これには完全解決策がある。結論から言えば「子なし」「子あり」で財務省が福祉予算編成を分けてしまえるなら、財務問題のほぼ全てが解決されるのだ。
twitter界隈で「子なしで人生エンジョイ!」みたいな勢力がこれ見よがしにしているのを見ると危機感を覚える。僕自身独身子なしエンジョイ勢だ。現在政府は子育て優遇に急速に舵を切りつつある。それでも増えなかった場合どうするかというと、ウルトラCとして「子なし」「子あり」で税制そのものを分けるのではないかと恐れている。
簡潔に言えば、子なし独身者には支払った年金をそのまま返して(あるいは利息をつけて返して)、社会保障負担もなくす、その代わり独身子なしは「年金なし」「医療負担100%」としてしまえばいい、ということだ。
財政危機だの大増税など行われているのは、子供が「子なし独身老人」を負担しているからで、率直にいってそういった老人は切り捨てたり、あるいは財政分離して自己責任にしたほうが早い。倫理的には、「家庭持ちの子供世代」が「子なし老人」の福祉負担する理由はない。あまり子なし人生エンジョイを主張しすぎると、こいつらの福祉切ってしまえばいいじゃん、という倫理的にも税制的にも正しい主張が大きくなるだろう。
はっきり言って現状は「家庭持ち」が極めて大きい負担強いられている。どうしても子供が増えないなら、独身者を福祉から分離して自己責任にしてしまうと解決できる。なんで、自分の子供たちが、子育てを負担しないでやってきた人たちの福祉の税をもたないといけないんですか?という根本的な問に政府は答えをもっていない。
独身者を医療と年金から切り離してしまうのは財務的にも楽、子供世代は親世代の福祉のみ税負担する、というのもわかりやすい。
「子なしで人生エンジョイ」は「お前の子供で福祉いただいてアザーッス」と言ってるようなもので、将来的にこのコースは潰されるだろう。というか、規定路線になっていると思う。「子なし人生最高!」という言説がネットで顕在化してきてる現状はすごく愚かで、目立ちすぎている。子なし独身は目立たず騒がず隠れて人生を楽しむべきだ。
今現在の福祉負担システムは明らかに不平等で「独身者に有利すぎる」というとなのだ。それが社会の大勢に気づかれると、僕のような独身子なしは困るのだ。
子なしエンジョイ勢はもっと「子持ち家庭」に平身低頭して感謝するべきだ。せめて自分たちの有利な税制が気づかれないように目立たないようにしていただきたい。