フロイドの狂気日記

時は流れ、曲も終わった。もっと何か言えたのに。

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播州赤穂湯治日記 hotelpassを利用する

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アトピー悪化

自分はアトピー持ちなのだが、去年今年と、ずっと悪い状態が続いている。例年の傾向からマシな時期のほうが長いはずなのだが、去年からかなり悪い状態が続いていた。もちろん複数の皮膚科に見てもらってステロイド薬なども使っているが、いい加減ストレスが溜まってきた。去年などは年明けから半年近く、丸坊主にして保湿剤を濡れるほどにしていたがあまり効果はなかった。今冬は手がひどく荒れていてひび割れてで血が出るほどだ。

 

洞爺湖温泉で経験した奇跡

去年、バイクで北海道を周るつもりで泊まったホテル、洞爺湖温泉・華美。ここの温泉がアトピーをみるみるうちに寛解させて、温泉ってこんな効くのかよ!と驚いたことがきっかけで温泉を調べていた。もともとの目的は稚内やや南にある豊富温泉が目的であった。豊富温泉はアトピー持ちの最終到達地の聖域とされていて、めちゃくちゃ効果があると言われ、街がそれを売りにしているほどだ。あいにくバイクで向かうには8月の北海道は雨が多く、たどり着くことはなかった。そこで予定を変更して、洞爺湖温泉に泊まったのだが、たったの4日間で保湿剤を不要とするほどの皮膚状態になったのだ。これは大阪に住んでいるときはありえないことで、しかもその時は雨に打たれて蒸れてかきむしり、かなり皮膚が悪化しているな、と目に見えるほどであった。それが、たった1日入っただけで赤みが引いて3泊終える頃にはかゆみもなく傷もふさがりつつあり、全身がかなり良い状態に戻ったのだ。朝夜合計8回入っただけでここまで回復するのだと体験してしまうと、湯治に期待してしまうのもわかるだろう

 

ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉という温泉の泉質

天然温泉のご紹介 | 洞爺温泉ホテル華美 TOYAONSEN HOTEL HANABI

そこで洞爺湖温泉の何がここまで回復させたのかを調べると、泉質がナトリウム・カルシウム-塩化物温泉泉であることがわかった。この泉質は全国で割とどこでもあるもので、この温泉地で暮せばアトピーとは無縁でいられるのではないかと思っていた。北海道旅行から大阪に戻ると、あっという間に皮膚は戻りストレスの日々が続いた。

 

舞鶴・たかお温泉 光の湯

毎年夏には海に行く。海が好きというのもあるけれど、ある夏、海に入り日焼けをし、地元の温泉で汗を流したあと大阪に戻るというルーティンをこなすと、皮膚が劇的に回復したという経験をしたのだった。それ以来夏には海に行く。海水浴に効果があったと思っていたのだが、皮膚の調子が良くならないときもあり、皮膚科の先生には日焼けは良くないと、と当たり前のことを言われたのだった。あの夏はなんだったんだろうな、と思い過去の写真やgoogle mapに保存した情報を探すと、舞鶴のたかお温泉という地元の温泉に入っていた記録があった。そしてその温泉の泉質は、ナトリウム塩化物泉だった!つまるところやはりこれが原因だったのではないか。塩化物泉の温泉はだいたいどこでも美人の湯、美肌の湯、と宣伝されていることが多く、昔から保湿効果はお墨付きのようだ。

 

リモートワークを活かすしかない

悶々と暮らす中で、いつかは温泉地を転々としながら安住の地を求める旅にでも出たいなあと考えていた。リモートワークの日々が続いていて、それができるはずではあるが、ホテルでプログラミングは椅子やモニタがないことなどから仕事が捗らない。現実的ではないなと考えていたが、冬に仕事の案件が変わったところ、プログラミングではなくマネジメント側になり、コーディングではなく業務知識を叩き込む日々になった。プログラミングではないので大きいモニタなどは不要となった今、移住先を探すしかないと考えるに至ったのだ

 

hotelpassというサービスを見つける

「ホテル暮らし」始めませんか? | hotelpass

 

移住先探しで面倒なのは住む場所をある程度長く予約せねばならんというところだ。僕は「じゃらん」という旅行会社の予約サイトを使うのだけれど、だいたい最大で5日ぐらいしか予約できない。ホテルの空き状況次第連泊もできなかったりする。そこで色々探した結果、1ヶ月以上ホテルを確保してくれるhotelpassというサービスを見つけた。多分、はてブで見たんだと思う。検索サービスは割と使いやすく、さすがに泉質までは書いていないが、大浴場がついているホテルを選び、泉質を調べる。塩化物泉の天然温泉を備え付けた場所を探したのだった。いくつかをピックアップし、仕事の関係から大阪に戻りやすいホテルを候補にする。出てきたのは兵庫県の赤穂パークホテルだった

 

赤穂パークホテルで1ヶ月の滞在予約

播州赤穂での観光・ビジネスは天然温泉つきの赤穂パークホテルへ

そもそも塩化物泉が効果があるのか。塩化物泉であればどこでもいいのか。何日ぐらいで効果がでるのか、などを自分の体で確かめねばならぬ。1ヶ月は長い気もするが、最初は安定して仕事をしたほうがいいと思った。播州赤穂は岡山よりの兵庫、梅田まで電車で2時間という距離。何かあってもすぐに戻れる。早速hotelpassで予約、3日以内に金額を振り込めば予約完了。予定日にホテルでチェックインすればいいだけ。支払いは初回手数料を含み、12万7200円。32泊で1泊あたり3700円ほど。

 

1月末から2月内の滞在記録をつける

そんなわけでこの冬、果たして湯治はアトピーに効果があるのか、という点で人体実験をしてみようと思う。泉質はカルシウム・ナトリウム-塩化物泉。洞爺湖温泉とどれほど違うのだろうか。場所によっては細かい成分が違いそうではある。その上、かけ流しだとか加水だとか別の混ぜものをしているとか色々相違がありそうだ。だが結局の所効果があるかどうかは試さないとわからない。温泉が肌の保湿に効果的というのは間違いなさそうなので、これでアトピーが改善されたならば、いよいよ塩化物泉の温泉街で永住することを考えていきたい。

 

もし成功したら、アトピーでお悩みの方はぜひ参考にしてもらいたい