フロイドの狂気日記

時は流れ、曲も終わった。もっと何か言えたのに。

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「僕達がやりました」はアコギな人生を大事にしたくなる作品

コンパクトにまとまってて面白いという評価をネットで見たので一気読みしてしまった。

 

 

平凡な人生を歩みたいと思う高校生のトビオは、毎日決まったメンバーで放課後遊び呆けていた。20歳なのに高校OBとしてやってくる金持ちの息子のパイセンが金を出してスポッチャやらカラオケで遊び倒すという生活をしていたが、ひょんなことで近くの不良高校の生徒に目をつけられてしまう。仲良しグループのメンバーのマルが不良高校の生徒にひどい目にあわされて、復讐をしようとグループは目論んだ。

 

復讐といっても大した内容でなく、ガラスが割れる程度の爆弾を不良高校に仕掛けて驚かせるといったもの、しかし運が悪く古いプロパンガスに引火、死傷者を出してしまう。それ以後平凡な人生を歩んできた若者4人が思いもよらぬ生活へと突き進んでいく。

 

とまあ、こんな具合の導入からそれぞれが罪(実刑と意識の両方)を逃れようと四苦八苦して暮らしていく羽目になった。主人公のトビオは爆破事件をきっかけにしてホームレスになったり成り行きで童貞を捨てたり、マルはパイセンからもらった金で豪遊したりと多少の良い目を見るが、パイセンは今まで会ったことのなかった金持ちの父親が何者なのかを知り、愛とは人生とは何かを探し始める。

 

すでに最終回を迎えており、ドラマ化もしているので知っている人もいるかもしれないが、一気に読める面白い作品だ。

 

なんやかんやで4人は生き残りそれぞれの人生を送り続けるが、それぞれの人殺しへの罪悪感の形が違っていて面白い。一番イケていないマルが比較的良い人生を送ったり、トビオはやっぱり罪悪感に苛まされたが、ラストのどんでん返しの繰り返しに胸くそ悪くなったりさせてくれます。

 

全9巻という巻数なのであっという間に読めますし、ストーリーもきれいにまとまっててキャラも可愛いし久々にいい漫画だなあと思った。

 

何にせよ平凡な人生って大事なんだなあと思わせてくれる一品となっている。