フロイドの狂気日記

時は流れ、曲も終わった。もっと何か言えたのに。

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FF7 REBIRTHは控えめに言って神ゲー

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なんか今さらブログを熱心に書くというのも億劫なこのごろではある

が、これについては書いておいたほうがいいな、と思った

というのもFF7 REBIRTHは全然売れてないという結果がそろい始めたからだ

日本の売上は2週間で30万弱、DL版がどの程度かわからないがトータル50万本ぐらいだろうか

世界売上は100万から150万程度だろうと思われる

去年末ごろにFF7 REMAKEの累計が700万本と発表された

そもそも発売すぐに500万本売り上げたという発表があったのだが、REBIRTHは発表さえもないので爆死しているようだ

 

だがゲームは素晴らしい神ゲー

ウィッチャー3やサイバーパンク2077、RDR2などにハマった自分が神ゲーだと思った

それらとも劣らないと感じたからこそ売れてほしい

FF7 REMAKEにそこまでハマれなかった自分も苦心しながら2周目ハードモードをしている

すでにプレイ時間は100時間近いし、それでもまだまだ2周目クリアには届かない

 

PS5を持っていたら是非プレイしてほしい

その魅力について語る

 

 

キャラゲーとしてより完成された

FF7の原作、初代プレステ版をリアルタイムで楽しんだ自分としては、高度なグラフィックと音声、動きがついてゲーム体験はより素晴らしいものになった

 

特にエアリスのキャラクターの完成度、圧倒的可愛さはティファ推しの自分さえも唸らせるレベルで「いや、ちょっとかわいすぎるでしょ」と嘆息してしまうほどだ

(海外では頭空っぽの女と言われたりする)

 

ティファは人物像が陰キャよりの控えめなので、キャラとしては完全にエアリスに食われてしまっている

前作REMAKEで乳のサイズが萎んだと批判されていたが、大きめに修正され、これでもかと言わんばかりの露出水着を用意して、ダブルヒロインの片方の存在感を示している

原作同様のデートイベントはエアリスより贔屓にされている感があり、ストーリー進行で目立ちまくるエアリスとバランスを取っているようだ

クリアするとどのエリアでも水着でプレイ可能で、イベントシーンでもその時着ている衣装に変更されるようになったのでハードモードでもムービーを飛ばさないで見ている

さすがゲームキャラ史上最もシコらせたキャラと呼ばれるだけはある存在感だ

 

REBIRTHから正式参戦(REMAKEのスピンオフで主人公だった)ユフィもかなりよく、原作のコミカルさを忠実に再現している

リアル調の造形にこのキャラはおかしいという意見もネットに散見されるが、FFは最初からキャラゲーでリアルとは違うという前提があるので自分は気にならなかった

ジョニーという登場人物の一連サイドクエでのユフィは必見である

 

今回はこういうサイドクエでのキャラクターも良いものが多いので飽きずにプレイができる

 

前作でヒステリックな黒人過ぎると批判もあったバレットは、より落ち着きつつもパーティでのツッコミ役を果たすようになり、原作にもあった悲しき過去によって深みのあるキャラクターになった

 

マスコットキャラその1でもあったレッドXIIIも原作と同様の悲しき過去と口調や声の変化をきっちり表現し、個性的なバトル性能もあって良いペットであるとともに仲間として重要

特にゲーム内のミニゲーム、クイーンズブラッドのために人間に変装するイベントの可愛さたるや!

 

末端神羅社員が操作している設定のケットシーも良き案内役として物語を導いている

11章のケットシー操作パートは少々辛いものがあるけれども、原作通りの関西弁、怪しげな雰囲気、しれっと仲間入りする猫

よく考えたら犬と猫がパーティにいるって珍しいゲームだな

 

寝取られおじさんヴィンセントとDVおじさんシドはプレイアブルキャラクターではないが、3部作の最後で掘り下げて来るだろうというところは期待できる

 

とにかくキャラクターを引き立てるのに注力したのか、前作以上にキャラゲーとしてのパワーが爆発しているように感じた

 

陰キャ精神疾患になってるクラウドさんは3作目で挽回できることを望みたい

■膨大な量のイベントとマップ散策

とにかく物量がすごい

FF16のためにPS5を買って、クリア後即日ソフトを売ってしまったのだが、REBIRTHは恐ろしいほどの散策要素があって、30時間でクリアして売却などということができない

もともと原作好きの自分は夜中からプレイするためにDL版を購入したのだが、期待通りの出来に満足している

 

先ほど述べたREMAKEにも登場したジョニー(原作にもいる)が観光地コスタ・デル・ソルで宿を切り盛りする手伝いクエストは茶番すぎるのだが、FF7の真骨頂であるコメディ要素を存分に発揮している

 

いたるところで固定戦闘イベントや風景を撮影するスポット、ライフスポットと呼ばれる散策地や電波塔を調べるなど、そういったポイントを用意することで美麗グラフィックを楽しめるように誘導している

 

散策すればレアなマテリアなどと交換できるポイントが貯められるので、散策すれば戦闘でも強くなれるという利点もあり、FF16で批判されまくった歩き回ってもなんの意味もない、という状態は避けられている

 

サイドクエでは小説やスピンオフゲームにでてきたキャラクターも活躍するので、FF7が好きで着いてきた人ほどニヤッとできるが、知らなくても楽しめるようになっている

 

FF7の真骨頂 コメディ茶番劇、コミカルなイベントは強化されている

FF7は星を壊す資源の無駄遣いという今にもつながる環境問題と企業の横暴がテーマで 本筋はヘビーなのだが、随所にコミカルな茶番劇を用意していてバランスが取れている

 

原作のクラウドさんからして、気取ってみたりおどけたりもするのだが、リメイクで茶番要素が強化されていて良い

 

エンタメ遊園地のゴールドソーサーに到着した時に、クラウドの脳内で幻視するセフィロスが「いまのうちだ、楽しめクラウド」とボソボソっとつぶやくシーンなどは、ネットでも爆笑したと評判だ

 

前作でもでてきたアニヤンというゲイ風のダンサーとクソマッチョ園長とのダンスバトル風ムービーなどもREMAKEからの悪ノリ継続で楽しい

 

ところどころに悪ノリがあるので、そういった演出がゲームプレイにメリハリをつけているといえる

■戦闘はPT連携により面白さを増し、ハードモードでは骨太のバトルを楽しめる

ハードモード以外では、アイテムを使えるし、全体回復アイテムが今作から出てきたので難しいわけではない

パーティメンバーとの連携スキルが登場し(REMAKEのスピンオフINTERGRADEで採用された)これによってゲージが貯めやすくなったり、連携スキルそのものがボス攻略の鍵になったりと幅広いプレイがとれるようになった

 

パーティメンバーも7人から3人選び、クラウドはほぼ固定であるが、それ以外のメンバー同士の連携プレイでボス攻略の際に入れ替えることになるので、メンバーが固定され続けるのを避けるような仕組みになっている

 

ハードモードではこの選別が結構重要で相手の弱点をつかないでゴリ押しでは勝てない一方、攻略方法がキチッと用意されているので頭を使って戦略を組み立てる必要がある

まず準備ありきなのでボタン連打で勝つということは難しい

これが難しいプレイ嫌いな自分に意外なほどハマっている

3部作だからこそ前作の批判ポイントを改善して出せるというポジティブ要素だ

 

■メインミニゲームのクイーンズブラッドは面白い

これはプレイすればわかるのだが陣取りゲームのクイーンズブラッドは評判も高く面白い

ストーリーを見たいがために急ぎ足で進めた自分もこれだけは無視せず、1つのエリアごとにプレイヤーをぶっ倒したほどだ

ストーリーの重要な役割、黒マントの男がプレイヤーとして登場したりするあたり、今作のいい意味での茶番要素が見て取れる

手持ちカードから選択して陣地において陣取り合戦をした後、各カードの攻撃力を最後に計算して高いほうが勝ち、という具合なのだが奥が深い

こればかりはゲームでプレイしてくれと言うしかない

■批判点もある、しかしそれでも次回作に期待できる

ネットで批判されている点は色々とあって

・ストーリーの分かりづらさとご都合主義

ミニゲームが多すぎるという点(さらにつまらないのも多い)

 

大別すればこうだろう。キャラ造形が気に入らないだとか(女性陣がぶりっ子すぎる)

物量が多すぎてうんざりするとかも言われるが、そこは魅力でもあるので、気に入らないということは向いていないのかもしれない

 

REBIRTHを気に入ったプレイヤーたちでさえ上記2点は思うところがあるというのは共通している

自分自身もミニゲームの中にはイライラさせるものが多々あり、特に移動に不可欠なチョコボ捕獲ゲーム、レアアイテムと交換できるモーグリハウスでのモーグリ捕獲ゲームはキレそうになるほどだ

11章でのケットシー操作パートでも箱をぶん投げるミニゲームちっくなプレイでダンジョンを進めることがあるのだが、もう腹が立って仕方がなかった

13章のエアリスのエネルギーを集めながら進めるパートなども、エンディングを見たい欲求と相まってブチギレ寸前になる

このバランスの悪さはスクエニにも届いているのだろうから、3作目では改善されるだろう

 

そして何よりストーリーだ

REMAKEで運命の番人という原作にない要素を出してきたにもかかわらず大筋は原作通り進んでいて、ただただわかりづらくなっただけというオチである

13-14章のダンジョン、イベント、ミニゲームすべてが落第点とも言える

13章は古代種の神殿から抜け出す最後のムービーが泣ける以外は本当にひどい

14章は実質ボス戦とエンディングムービーなのだが、ちょっと後味が悪いし意味不明な点もあって、おそらく考察が盛り上がると踏んでの演出なのだろうが、ただただわかりづらい

 

90年代の、エヴァンゲリオン全盛期の考察厨を呼び込むのが正義と言わんばかりの思想が盛り込まれているのが20年代にはあってない

思えばFF7も97年発売なので、当時の終末に向かう空気感が影響している

(ノストラダムスの大予言に書かれているとされる99年に世界が滅ぶという予言が影響した暗い空気感が確かにあったのだ、もちろん世界の破滅など誰も信じてはいなかったが)

 

最終盤でずっこけてしまったので評価を下げているが12章ぐらいまでは圧倒的なゲーム体験なので、のめり込むことができた

 

FF15、FF16、FF7 REMAKEの批判点を回避するがごとくの素晴らしい内容を作ってきて、最初からこうしろよ、と思わずにはいられない

それにもかかわらず、PS5限定という影響からなのか、それとも近年のFFがプレイヤーを裏切る内容だったからか、本当に売れてない

悲しいほど売れてなさすぎて、3作目は小説で発表されるのではないかなどと噂されている

(FF15DLC予定だった重要なパートの開発を中止し小説で出した)

 

少なくとも予算縮小は免れられないだろうとファンたちが困惑している

自分もすごく不安に思っている

3作目で飛空艇が出てきて世界を自由に移動できるのは間違いない

原作通りのアルテマウェポンや、クラウド厨二病奥義「超究武神覇斬」も出てくるだろう

最強召喚獣「ナイツ・オブ・ラウンド」、ヴィンセントの寝取られエピソード、アイシクルロッジの真相もまだだ

ミッドガル再突入があるから、今回入れなかったミッドガルに再度入ることができるだろう

つまりREMAKEとREBIRTHのエリアマップ+ニューマップで究極的なオープンワールドが期待できるのだ

 

REBIRTH単体でもJRPGの最高傑作といえるだろうが、次回作こそ最大のJRPGになりうる可能性を秘めている

が、だめっ…売上が低すぎる…

ソシャゲとかで搾り取って売れないことがわかりながら完成させるという経営判断を強いられる

マルイのREBIRTH特別展でグッズの大人買いをしたりもしたけど、焼け石に水ってぐらい本作が売れなさすぎている

 

神ゲーであることは間違いない

ほんと、ジワ売れでもなんでもいいから売れてください

 

とにかく1人でも多くエアリスの可愛さを堪能してくださいってことですよ