フロイドの狂気日記

時は流れ、曲も終わった。もっと何か言えたのに。

PR

北海道8-10日目、支笏湖と丸駒温泉

PR

7日目の夜に丸駒温泉に到着。洞爺湖から東に85kmほどいったところにある。ふきだし公園あたりが快晴だったのに、支笏湖周辺は曇りで旅館到着ごろにはやや小雨が降っていた。バイカーには辛い。そして気温は更に低い。大阪で言うなら11月ごろのような気温。半袖は寒い。

丸駒温泉

さてこの丸駒温泉旅館、道路の最終地点にあり、昔は船でしか行けなかったそうな。つまり道路はこの温泉旅館のために延長されている。100年ほどの歴史がある旅館だ。1人だと昼食、夕食付きのコースはなく、朝のバイキングのみ。一番近い食事処は4km先の「ポロピナイ」だけ。ポロピナイは湖の砂浜部分に建てられた食堂で、支笏湖名物「ヒメマス」が食べれられる。北海道の方言でチップと呼ばれる。丸駒温泉での4泊の間、結局ほぼ毎日ここに食べることになった。10km先にガソリンスタンドとレストラン併設の公園があるが昼だけしかやっていないのだ。

 

この支笏湖で4泊もしたのは失敗だった。2泊ぐらいで十分だったと思う。温泉は名物だけあって広い。3つの温度の違う浴槽、湖を一望できる露天風呂、そして湧いている温泉をそのまま使っている別の露天風呂。特別なのはその湧き水を温度調整なしで使っている露天風呂だろう。水温は気温などにも左右され、風呂の深さも日によって変わる。これはとても珍しい。洞爺湖から回復基調だったアトピーも継続して良い調子であった。

 

部屋にクーラーはないが窓を開ければ十分なほど気温は低い。一部屋が広く4人は十分に眠れる和室。昭和時代に建て替えられただけあって防音性能は微妙。そもそも客が多く、子供の走る音さえ聞こえる。一人旅で長く滞在するような場所ではない。温泉についても内湯と展望露天は割と良いが、湧き水そのままの露天風呂は、残念ながら虫が浮いているので、そういうことを覚悟せねばならない。雪が積もる冬であれば、虫がおらず風情もあるかもしれない。

 

とにかく支笏湖は山と湖が一体化しているようなものなので、虫との距離感は近い。丸駒温泉でもチェックインするタイミングで、羽蟻が部屋に来るかもしれないと言われる。食事はかなり良いようだ。僕は朝食バイキングだけだったが温泉旅館らしく自慢のヒメマス料理がウリらしい。朝温泉、昼仕事、夜温泉というルーティンを繰り返すのだが、まあ飽きる。しかも近所に散策するような店などなく、ひたすら旅館に閉じこもることになる。客も多く、温泉を独占できるようなタイミングはほぼなかった。

 

ここで次の目的地、旭川の天気などを調べていたが、あいにくずっと雨だった。今年だけかと思って調べたら、北海道8月の後半は雨が多いそうだ。全然知らなかった。週の半分は雨で、バイクだと移動するのに困る。ここで結局予約しているホテルをすべてキャンセルして大阪に帰宅することにした。本当なら8月の末頃まで北海道にいる予定だった。旭川から稚内を目指して北上、アトピー湯治の聖地「豊富温泉」で過ごしてから帰宅するという感じだった。だが雨が多く仕事を抱えている身からすると無理はできない。9-10月は晴れの日が多いらしいのでそのタイミングで仕切り直してもいいかと思った。

 

チップ三昧3100円(小鉢抜き寿司を白飯にしたセットは2100円と超コスパ)

大したことないとわかっていても飲んでしまう(甘め)

「ポロピナイ」のテイクアウト揚げ芋もうまい

釣りをする人が毎日いる

肌寒いが水際で遊ぶ人たちも

「ポロピナイ」の水槽、ヒメマス専用か

丸駒温泉旅館の朝食バイキング

朝食ルームから見える景色(遊歩道を歩かなかったのが悔やまれる)

テルマエ・ロマエの作者のイラストが

お土産売り場で買った間食用のおやつ(味は普通)

2100円のセット白飯抜き、単品でヒメマス丼を食べた最終日

旅館からしばらく先の展望スポット

良い風景

■前日

北海道7日目続き、ふきだし公園 - フロイドの狂気日記