フロイドの狂気日記

時は流れ、曲も終わった。もっと何か言えたのに。

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視力矯正ICL手術 part1

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ICL手術とは視力回復手術である。視力矯正する手法はレーシックが有名だが、最近の技術でICLというものがある。これはレーシック手術と違って角膜を切り取らず、5mmほどの切込みからコンタクトレンズを埋め込む手法だ。これはレーシックより安全で、その気になればもとに戻せるというものだ。もともとは白内障の手術の応用らしい。

 

手術技法だけが違いではない。その金額も破格だ。レーシックが10万円からできるのに対して、ICLは最低ラインで55万ほど。乱視用レンズや個々人の事情による特殊ケースに対応する場合、金額は跳ね上がる。僕はそれを受けることにした。

 

■検査

まず事前適用検査がある。普通は手術可能だが、それと同時に埋め込むレンズや視力の精密な検査をする必要がある。角膜だとか目の長さだとか色々と調べる。トータルで2時間半も検査だけでかかった。検査費用は無料だ。特別な目の病気などが見つからない場合は無料だが、何らかの病気になっていた場合、保険治療をするという説明を受けていた。検査しても自分の目には特に問題がなかった。

 

検査は眼科でおなじみの気球をじっと見るものだけではなく、目に強烈なフラッシュを浴びせて写真を取ったり、青い十字の真ん中にある点をじっと見つめる検査など多岐にわたった。青い十字を見る検査はおもしろくて、青十字は右端や左端にあるのに、中央には赤い円や線が動きまくっていて、ついついそっちを見てしまう。検査員からは青い十字の真ん中を見ろと指示があるが、中々注意がそれてしまうのは不思議だった。とにかく瞳を撮影するという検査が多かった。

 

強烈なのは瞳孔開きっぱなしにするための点眼だ。これの副作用がすごく、メガネをかけても近くの文字が見えなくなるのだ。これはすごい興味深い状況だった。スマホを目に近づけても文字がぼやけて見えないし読めないのだ。少し離すと多少マシになるがそれでも理解できず、近くの文字を見るときはメガネを外さないといけないという状態になった。もちろんそれは事前説明があったの反応だ。

 

さらには光に弱くなるので夕方までは運転はできないと言われた。検査が終わったのは真昼で、外は晴天だった。最初は大げさだと思っていたが、外に出ると強烈な眩しさを感じた。日陰や室内はいいが、太陽光はほんとうにフラッシュボムを食らったようなもので、運転どころか歩くのもキツイほどだ。横断歩道で手を目にかざして影を作ろうとするが、そうすると前が見えない。地面を見ながら日陰に入って、これは外に出ないほうがいいと考えた。瞳孔開きっぱなしなどという表現はよく使うが、それをすると目がイカれてしまうということがわかった。

 

麻酔点眼も嫌だった。目の大きさを図るのに、医者がコンパスっぽい専用器具を目に近づけるのだが、当たってしまった場合に備えて事前に麻酔をかけるのだ。注射じゃないだけマシだが、歯医者のときの麻酔のようにあの突っ張った感じが目に広がって不愉快だった。これが眼ってやつの機能の不思議なんだなあとつくづく感じた。

 

茶店でおとなしくしてると多少不愉快さがマシになってきたので帰宅した。1週間後に再度レンズを作るための度数などの調整をする検査がある。その時は少額の前金を払って手術を予約してあとに戻れなくなる。予定日は11月末ごろのつもりではある。

 

■余談:金の使いみち

この手術に60万ほど払う。僕はハウスクリーニングをして10年分のガラクタを粗大ゴミにしてからというもの、何に金を使っても最後はゴミなんだな、という気持ちが強くなった。これなら競馬パチンコだろうが、グルメだろうが、ソシャゲだろうが金の使いみちは何だっていいのだろう、と考えるようになった。無駄にならない金とはなんだろう、と考えたとき、毎日利用するものに金をかける。体などに金を使うという答えに達した。

 

断捨離をして以来モノは買わない増やさないと注意している。あとは飯を食って働くだけなので、毎日使う眼や歯、脳みそに良いものに金をかけようと思った。ICLが成功すると、メガネやコンタクトとは無縁の日々になる。きっと気楽になる。

 

手術後の感想はこのブログで書くとしよう。