7月2日現在、Twitterは閲覧制限されている。600だか1000ツイート見ると制限がかかってそれ以上更新できなくなる。ROM専の自分も地震速報とかで活用していたので不便になった。ネットではイーロン・マスクに対する怨嗟の声で溢れている。だが僕はこの采配にいい意味でワクワクしている。
まずTwitterが赤字になろうが黒字になろうが僕にはなんの恩恵もない。今や上場企業でもないんだから社員でもない限り知ったところではないだろう。いろんなコメントで広告で稼ぐ気があるのかと言っているのを見るが、そんなことどうだってよいじゃないか。
Twitterは便利なところもある一方で常々害悪だと思ってきた。詐欺サイトへの誘導やら、お金儲かりもすよ的tweetだの、どこまでが本当かわからない暴露系ツイッタラーとか、右派左派の不毛な対立と攻撃、嘘で自己顕示欲を満たそうとする人々、意味不明なマナー講師、陰謀論者ときりがない。
Twitterの制限により、こういう人たちが明らかに影響力を失うだろうという一点のみでもワクワクが止まらねえ!アルファツイッタラー気取りでポジトークしている人たちにとっても打撃だが、Twitter上で意見を同一にする陰謀論者たちの塊によって普通の人々が影響したりすることも減っていくんじゃないだろうか。
例えば子育て論議で意味不明な叩き合いが発生して、それがバズっているからといって生活に影響される人もいただろう。これはありとあらゆる話題に共通するんだろうけど、バズってるから注目を集めて、それを見て影響される、という悪循環があった。それが閲覧制限によって物理的に少なくなるんだよ。これって本当に素晴らしいんじゃないか。もちろんyoutubeだのTiktokだのにもあるんだろうけど、発信するのに文字列よりも動画表現に工夫がいる分ハードルも高い。数や影響が落ちることは明白だろう。
あのTwitterでさえ収益化が10年以上できなかったわけで、他の類似サービスが同じくらいの代わりになることもなさそうだ。この騒ぎでMastodonを改めてインストールしてみたが、コンテンツの量が違いすぎて利用する価値がなかった。アプリのUIも洗練していなかったのもある。対立や陰謀論がなくなることはないにせよ、一言居士も対立煽りもネットから減るとすればイーロン・マスクがバカ高い金で買い取った意味もあったのではないかと思っている。
できれば閲覧制限が一時的な措置ではなく恒久的なものであることを願っている。1年後にどうなっているか楽しみに待っている。