今日は昼からWestminsterに行って、バッキンガム宮殿内部の公開されているThe State Roomsを見た。写真撮影は禁止なのでただ鑑賞したが、こういう城で無駄にゴロゴロしたいなあと思った。
チャーチル博物館もウェストミンスター寺院も昨日に引き続き大行列だったのでState Roomsにしたのだが、こちらも時間制限をちゃんとかけてチケットを売っていて、それでも並ぶはめになった。一つ学習したのは8月はバカンスの季節なので一般市民と同じタイミングで来るのは間違っていたなということだ。自営の僕はある程度、調整できるんだからバカンスの季節は外すべきだったな。
僕は休日を満喫するのが苦手なんじゃないかと思った。どこか気が散ってしまうのだ。先日もこの旅行がゲームクリア後のアイテム回収作業と書いたが、僕の憧れのイギリス生活はもはや普通の街で暮らす普通の生活のようになっている。いや、来週から始まる学校に行けば少しばかりかわるはずだ。そう思いたい。
前回の滞在と違って今回は少し失望している。あらゆるRPGやネトゲがそうであるように、世界が埋まり切る前は興奮して夜も眠れないと行ったところだが、徐々にピースが埋まり尽くすとクリアしたくねえなあと思い始め、クリアしてしまうともう何もないんだなあと思ってしまう。そんな感傷に捕らわれている。
ところが人生に可能性は無限にあるはずだし(と思いたいし)、まだまだクリアしてねえぜと思ってもいるし、レベルを上げてないから次のステージに行けてないってだけで決して何かを極めたわけでもないんだから、失望するにはまだ早いはずだ。
何をすれば人生に満足かと言えば、バッキンガム宮殿で暮らすようになれば満足かもしれないと思った。王族になりたいのではなく何不自由なく一日グダグダしていられる経済力とでも言うべきか。それなら大学に行かずに起業でもして物販でひたすら稼いで金をためて引退するという手もあるんじゃないかと思うが、下手にITをかじるとそれもジリ貧だろうとか、日本はこれから先細りだろうとか色々思った末に踏ん切りがつかないとかいう、まあ残念な思考になります。こういうところは下手に頭で考えずにフットワーク軽い感じで行動する奴が強いんだろうね。
それに僕はただお金がほしいだけでなく、知的な産業についているとか、学位を持った人間でいたいとかいう俗人思考を持っていて、金を稼いだって将来高卒だというコンプレックスにまみれたりするんだろうなあと勝手に想像だけたくましくなったりして、だからとりあえず学位や、みたいな発想をするのだが、20代はとっくに終わりそうも言ってられまへんでという具合で人生の折返しに向かっているわけだ。
来週を待って精神に変化がなければいよいよ帰ってどうすればいいのか迷うな。とにかく来年大学行って学位を取るまでが人生ですよ。いよいよ人生に迷い始めてきた。
僕のようなどんくさい人はダメだが、できるやつって躊躇いなく人生をやっているよね。こうやって異国の地で長文を勢いで書くような人生じゃないよね。
やめだやめだーい
August 8 London
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