フロイドの狂気日記

時は流れ、曲も終わった。もっと何か言えたのに。

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おじさんはオフでも孤独

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このエントリは大分県の別府からiPhoneなんてもので書いている。僕は船にバイクを積んで九州を旅するために来たのだ。昨日別府に到着したわけだが、明日もここで泊まることになる。来る前からわかっていたことだが、今週まで九州は全体的に雨なのだ。

 

晴れる月曜日に到着を合わせなかったのは、行くタイミングを逃すとぐだぐだ理由をつけて動かないことがわかっているので、とりあえず来てから考えようと思ったからだ。

 

パソコンを持ってきていないので、フリック入力で文章を書かざるを得ないが、指を滑らせるたびに記入の意欲がなくなっていく。雨でバイクを動かせないから、別府らしく温泉三昧でよろしくやっている。今も温泉に入った後のカフェでドラクエウォークで敵を倒したり、エントリを書いたりしてグダっている。

 

ところでバイクに乗らない一人旅というのは否応なしに孤独を認識させられる。バイクに乗っている時は現代の松尾芭蕉気取りでいられるが、温泉に入りカップルと家族連れだらけのラウンジにいると、自分の異物感が半端ない。大分はラグビーフィーバーのおかげで特に白人の観光客が増えており、今僕がいるカフェも白人しかいない。

 

もう30歳もとっくに過ぎて、見識を広める旅行でもあるまいし、何してるんだ感をひしひし感じる。観光客が多すぎてホテルの人手が足りていないらしく、僕のいるフロアのテーブルからいつまでたっても食べ終えた皿がなくならない。

 

資本家にとっては嬉しい悲鳴なのだろうが、働いている人に金一封でも与えられるのだろうか、そんなことばかり気になる。木曜日は雨で由布院の湯の坪街道は人通りがなかなかあって感心したが、金曜になると別府駅に沢山の白人観光客達がきていて、千客万来というやつかありがたいねぇなどと思う。地方で稼ごうと思うと観光客相手にサービスするしかないし、大資本の奴隷ではない歩合制の働き方だから、頑張ってほしいと思う。

 

貧しい人たちが金持ちの台風被害を酒の魚にするご時世で、別府から道楽エントリをあげるのは少々ためらわれた。

 

それにしても今日の雨と長湯と麦焼酎が、おじさんの孤独をフィーチャーしすぎてしまうのは困る。