フロイドの狂気日記

時は流れ、曲も終わった。もっと何か言えたのに。

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北海道の苫小牧2日目、マルトマ食堂など

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眠りが浅く、4時には目覚めてしまった。苫小牧港についた夜に行った焼き鳥屋でここらで有名な「マルトマ食堂」というものがあると聞いた。これは芸能人に何度も紹介されてから週末は2-3時間待ちになるほどだという。港にあり、漁師達が食べる食堂だったが今や観光者も多いとか。おばちゃんは朝5時からやっているんだよと言っていた。月曜だし混雑することはないだろう、と思って行ってみることにした。仕事は10時からだし。

マルトマ食堂へ行く道

 

この地方のロードサイド感満載の道ですよ。ホテルから2kmを運動がてら歩くけれど退屈すぎる。あと意外と虫がいる。蜘蛛の巣とかがあって、北海道といえども生きていけるものかと関心した。

 

マルトマ食堂外観

 

謎のゆるきゃらのお出迎え。5時半ぐらいに着いたがすでに2組5人待ち。先頭の3人は垢抜けてて地元民ではなさそうだった。この程度の人数だったらすぐに入れるだろうと思ったらまったくそんなことはなかった。40分待った。ネットでも回転率が悪いと評判だが、そもそも観光者用ではないそうだし。席は長い木のテーブルが4つ、ぎゅうぎゅうに横並び。注文してからも時間がかかるので3組で40分待ちにもなろうというものだ。

ウニ1980円

ホタテクリームとカニクリームコロッケそれぞれ60円ぐらい

名物ホッキカレー1400円

 

ホッキカレーだけ食べる予定だったが、メニューを見ていると食べたくなる。ウニの単品は1980円だが、大阪の近所の寿司屋がウニ1貫を650円で出しているのを考えると1パック2000円は破格の安さと言えるかも。だが食べた感じ、なんというか、みずっぽいしこんなもんかな、という感想。続いてコロッケだが、まあ可もなく不可もなく。作り置きだし、こんなもんか。

 

最後に名物のホッキカレー。これはホッキは大量だ。大阪で出すなら倍の値段はしそうだ。ただし、ルーの味は。普通。いや、そんなに美味しくない。辛さはほとんどなく甘め。なんというか特徴がない。ううむ。ボリュームはかなりある。コスパはいい。素材の量を考えると安売りだと思う。さっと入ってさっと帰れるならいい店かもしれない。これに40分も待つというのはなあ……。週末は1-2時間平気で待つらしいが、観光者ぐらいじゃないと微妙ではないか。地元民ならもっと新鮮で安い店を知っているだろうし。正直あまりオススメしないかな。4-5人の大阪人っぽい関西人の集団がうるさくて嫌だった。おそらく僕と出身が近しいらしい関西弁まるだしで騒がしいと辛くなった。

 

昼間はホテルで仕事をして、夜は外で食事する。この日はかなり雨が降っていて寒い。8月の始まりなのにすごく寒くて半袖だとブルブルと震えていた。食事処選びはいつも迷う。良さげな店を一つ見つけたが予約限定だった。コロナのせいだろうなあ。来るかわからない客のために素材を仕入れても廃棄するだけだし。予約限定ならその心配はない。実にうまそうな店だったが残念だ。

 

苫小牧市は店は多いのだが平均点が低く、飛び抜けた店がない。一体誰が点をつけているのだろう。そうして大通りの大きめの店に入った。

 

地魚・活魚・炉端焼き 魚次郎 - 苫小牧/居酒屋 | 食べログ

 

採点するなら中の上と言ったところか。悪くはない。値段も安め。が、やはり北海道という最上位の食の地に対して期待した閾値を超えてこない。悲しい。

 

ニシンの刺し身(だった気がする)

とうきびの炒めもの

厚岸産カキ

牛肉のランプ?だったかな150g


牛肉のステーキは値段高めだがそれでも安いほうだ。特にニシン(?)の刺し身は安い。全体的に大阪の3分の2ぐらいだろうか。大衆居酒屋的ではあるが、そのジャンルで言えば高いレベルにあると言える。北海道厚岸産のカキは大ぶりで食べごたえがあった。600円ぐらい。

 

食べ終わってタクシーを呼んでもらう。ホテルまでは歩いて帰れるがなんせ部屋の風呂場が小さくてかなわん。そこで近くにスーパー銭湯があるのでそこまで行く。雨はいよいよ強く寒い。北海道と千葉にあるという奇妙な組み合わせだが、とにかく広い風呂がいいと思った。タクシーの運ちゃんは夏に雨はほとんど降らないんだけど、夏は終わりだなあとぼやいてた。

 

ほのか温泉苫小牧

地図を見て割と近いじゃん、とか思ったら直線距離で2000円ほどかかった。北海道の距離感は難しい。スパ銭だけあって広いし清潔感があるし。気分が乗ってアカスリでしてもらうかあ!とか思ったら予約がいっぱいで無理だった。露天風呂には見えない段差があって岩にぶつけるし、ハッカ油温泉はアトピーに痛むしだったが、次の日から肌が順調になったのでやはり温泉は肌荒れに正義。

 

強気の富豪的休暇であるが、苫小牧ではしゃぎすぎは良くないと思った2日目であった.

 

■前日

敦賀港から北海道の苫小牧へ - フロイドの狂気日記